個人事業主におすすめのクレジットカード6選|選び方や審査基準は?

個人事業主におすすめのクレジットカードを個人用・法人用に分けてピックアップしました。事業専用のクレジットカードを保有すれば、経費管理がラクになり、貯めたポイントで経費削減も可能に。カード選びのポイントや気になる審査事情についても解説します。
  • 2022年8月11日
  • 2022年8月11日
個人事業主におすすめのクレジットカード6選|選び方や審査基準は?

個人事業主として仕事をしていくなら、作っておきたいのが事業専用のクレジットカードです。

しかし、市場に溢れるクレジットカードの中からどれを選べばよいのか、開業直後でも審査に通るのかなど、疑問や悩みを抱えている方も多いことでしょう。

そこで今回は、個人事業主におすすめのクレジットカードを厳選ピックアップ。

カード選びのポイントや、気になるカードの審査基準なども詳しく解説します。ぜひ、自分の事業にベストな1枚を見つけてみてください。

当サイトのランキングは独自に調査した年会費や還元率・実際の利用者の評判と、クレジットカード公式サイトの情報を基に、専門家の監修を得て総合的に判断し作成しています。

※本記事の価格は全て税込みです。

この記事の監修者
高橋尚
高橋尚
保有資格

都市銀行に約30年間勤務。後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。2012年FP1級取得。現在は公益社団法人管理職。

個人事業主のクレジットカードの選び方

個人事業主のクレジットカードの選び方

個人事業主のクレジットカードは、事業にとって必要十分なスペックを備えたものを選ぶことが大切です。

あまりにも高性能なカードだとランニングコストがかかり、負担になってしまうこともありますし、反対に機能不足だと解約や作り直しを余儀なくされてしまいます。

「こんなはずでは……」と後悔しないために、まずは個人事業主のカード選びのポイント3点をしっかりと押さえておきましょう。

個人事業主のカード選びのポイント
  • 年会費
  • 個人用か法人用か
  • 利用限度額

個人事業主のカード選びのポイント①年会費

カードとお金

クレジットカードの年会費は、永年無料のものから数万円、数十万円のものまで幅広く設定されています。

開業したばかりで出費を抑えたい個人事業主の方は、年会費無料または低価格のクレジットカードがおすすめです。

ただし、クレジットカードは年会費に比例してステータスが高くなり、高額の旅行傷害保険や各種優待サービスなどの付帯特典も充実しているのが一般的。

出張や接待などで特典を有効活用できる場合には、多少の年会費を払ってもお得になる場合があります。

年会費に加えて付帯特典の内容もしっかり吟味して、自分に合ったコスパのよい1枚を選ぶとよいでしょう。

個人事業主のカード選びのポイント②個人用か法人用か

スーツを着た男性

クレジットカードには、大きく「個人用」と「法人用」の2種類があります。

  • 個人用カード:個人に対して発行されるクレジットカード
  • 法人用カード:法人や個人事業主に対して発行されるクレジットカード

個人用カードと法人用カードの主なメリット・デメリットは、次の通りです。

カードの種類メリットデメリット
個人用カード・カードの種類が多い
年会費無料&高還元率のカードも豊富
・付帯特典がバラエティー豊か
・年会費を経費に計上できない場合がある
法人用カード・年会費を全額経費に計上できる
・限度額が高い
ビジネス向けの付帯特典が充実
・キャッシング/分割払い/リボ払いができない

個人用カードは、種類が豊富で自分にぴったりの1枚を見つけやすいのが魅力。

年会費無料で、ポイント還元率1.0%以上の高コスパカードも数多く発行されています。

法人用カードは、年会費を全額経費として計上できるため、節税対策につなげられるのがメリット。ビジネスシーンに有益な付帯サービスも充実しています。

個人用・法人用それぞれの特長を把握して、どちらが自分に合っているのかを検討してみましょう。

個人用カードと法人用カードの違いについては後述しますので、ぜひ参考にしてください。

個人事業主のカード選びのポイント③利用限度額

お金注意

クレジットカードの利用限度額にも注意を払いましょう。

高価な機材や仕入れが必要になった場合、利用限度額の小さいカードだと対応できず、ビジネスチャンスを逃しかねません。

突発的な高額出費にも備えられるよう、個人事業主用のクレジットカードはできるだけ利用限度額が高いものを選ぶと安心です。

法人用カードは限度額が数百万円のケースが多く、個人用カードより高い傾向です。

個人事業主におすすめの法人用クレジットカード3選

個人事業主におすすめの法人用クレジットカード3選

ここからは、個人事業主におすすめのクレジットカードを厳選してご紹介します。

まずは、法人用カードから見ていきましょう。

個人事業主におすすめの法人用クレジットカード3選
  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ
  • NTTファイナンスBizカード レギュラー
  • セゾンコバルト・ビジネス・アメックス

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ
ポイント還元率0.5%〜1.5%
名称Vポイント
1ポイントの価値1円
交換可能マイルANAマイル
年会費初年度永年無料
2年目以降
パートナー会員
旅行保険海外最高2,000万円(利用付帯)
国内なし
ETCカード発行手数料無料
年会費初年度無料
次年度550円
(ETCの利用が前年に1回以上の場合、無料)
ポストペイ型電子マネーiD
国際ブランドVISA、Mastercard
発行会社三井住友カード株式会社
発行期間最短3営業日
三井住友カード ビジネスオーナーズのおすすめポイント
  • 年会費永年無料のナンバーレス
  • 利用限度額最大500万円
  • 個人カードとの2枚持ちでポイント最大1.5%還元
  • クラウド型会計ソフト「freee」と連動可能

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費永年無料の高コスパ法人カードです。

登記簿謄本や決算書が必要なく、運転免許証など本人確認書類の提出のみで申し込める手軽さが特長。

開業したての個人事業主の方にも好相性な1枚です。

利用限度額は最大500万円(所定の審査あり)と高額。支払い方法も法人カードには珍しく、1回/リボ/分割/2回/ボーナス一括払いに対応しています。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ポイント1.5%還元

基本還元率は0.5%ですが、対象の個人用三井住友カードと2枚持ちすれば、以下のサービス利用時に最大1.5%の高還元カードへと変貌する点も見逃せません。

  • Amazon.co.jp
  • 対象となる道路事業者のETC
  • ANA直接購入分の航空券
  • JAL直接購入分の航空券ほか

さらに、「選べる無料保険」サービスにより、最高2,000万円の海外旅行傷害保険を別の保険プランへと切替えられるのも注目ポイントです。

保険プラン補償内容
日常生活安心プラン
(個人賠償責任保険)
日常生活で他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりした際の損害を補償
ケガ安心プラン
(入院保険※交通事故限定)
交通事故によるケガで入院や手術を受けた際の費用を補償
持ち物安心プラン
(携行品損害保険)
身の回りの持ち物が盗難・破損・火災などの被害にあってしまった際の損害を補償

事業内容やライフスタイルに合わせてカスタマイズすれば、お得さと快適さに安心感がプラスされ、一層頼りになるクレジットカードへと進化するでしょう。

NTTファイナンスBizカード レギュラー

NTTファイナンスBizレギュラーカード

NTTファイナンスBizカード レギュラー
ポイント還元率1.0%
名称NTTポイント
1ポイントの価値1円
交換可能マイルANAマイル
年会費初年度無料
2年目以降
追加カード
旅行保険海外最高2,000万円(自動付帯)
国内最高2,000万円(利用付帯)
ETCカード発行手数料無料
年会費550円
ポストペイ型電子マネーなし
国際ブランドVISA
発行会社NTTファイナンス株式会社
発行期間約1週間
NTTファイナンスBizカード レギュラーのおすすめポイント
  • 年会費永年無料
  • 基本還元率1.0%と法人用カードでは高水準
  • 「倍増TOWN」経由でポイント最大26倍
  • 「Web明細編集サービス」搭載

NTTファイナンスBizカード レギュラーは、法人カードの中でも屈指の高還元率1.0%を誇る法人カードです。

会員専用ポイントモール「倍増TOWN」を経由してネットショッピングすれば、ポイント最大26倍の恩恵も受けられます。

NTTファイナンス Bizカード WEB明細編集サービス

また、「Web明細編集サービス」が搭載されているのも注目点。

用途に合わせて明細を10分割でき、PDFやCSVで保存も可能なので、毎月の経費精算の簡略化も実現するでしょう。

Web明細編集サービスは、代表者カード会員と代表者が指定したWeb担当者の2人で管理できます。

ほかにも次のようなさまざまな付帯特典により、ビジネスシーンを多彩にサポートしてくれます。

  • 最高2,000万円の国内・海外旅行傷害保険※
    ※国内:利用付帯 海外:自動付帯
  • Visaビジネスオファー
    ホテル宿泊/オフィス用品・事務用品/印刷サービスなどが優待価格
  • 国内・国外の有名パッケージツアー優待
    最大8%割引
  • 出光キャッシュバックシステム
    ガソリン給油など最大40円/L割引
  • 福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」が優待価格

セゾンコバルト・ビジネス・アメックス

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
ポイント還元率0.5%〜2.0%
名称永久不滅ポイント
1ポイントの価値5円
交換可能マイルANAマイル、JALマイル
年会費初年度永年無料
2年目以降
追加カード無料(9枚まで)
旅行保険海外なし
国内
ETCカード発行手数料無料
年会費
電子マネーiD、QUICPay
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
発行会社株式会社クレディセゾン
発行期間最短3営業日
セゾンコバルト・ビジネス・アメックスのおすすめポイント
  • 年会費永年無料
  • 追加カードも9名まで永年無料
  • 特定加盟店でポイント4倍
  • 会計・給与クラウドサービス「かんたんクラウド」を3ヶ月無料優待

セゾンコバルト・ビジネス・アメックスは、独立したての個人事業主に相性がよい年会費無料の法人カードです。

登記簿謄本・決算書不要で、インターネットから手軽に申し込めるのが特長。

追加カードの年会費は最大9名分が永年無料なので、社員や家族が追加カードを使えば、複雑な経費を賢く1本化できます。

また、ビジネスシーンで役立つ下記の「特定加盟店」を利用すると、通常0.5%の還元率が4倍の2.0%にポイントアップする点も見逃せません。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスーポイント4倍特定加盟店

カード利用で貯まるポイントは、有効期限が無期限の「永久不滅ポイント」。じっくり貯めてマイペースに活用できます。

さらに、事業にうれしい優待サービスが付帯するのもメリットです。

  • 会計・給与のクラウドサービス「かんたんクラウド(MJS)」が3ヶ月無料
  • 「エックスサーバー」のレンタルサーバー初期費用が無料

個人事業主におすすめの個人用クレジットカード3選

個人事業主におすすめの個人用クレジットカード3選

ポイント還元率やコスパを重視する方には、個人用カードもおすすめです。

ここでは、高還元率カードを厳選ピックアップしました。

個人事業主におすすめの個人用クレジットカード3選
  • 楽天カード
  • Orico Card THE POINT
  • リクルートカード

楽天カード

楽天カード

楽天カード
ポイント還元率1.0%~3.0%
名称楽天ポイント
1ポイントの価値1円
交換可能マイルANAマイル
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外最高3,000万円(利用付帯)
国内なし
ETCカード発行手数料無料
年会費550円
※楽天会員ランクがプラチナ以上の場合は無料
ポストペイ型電子マネーQUICPay
国際ブランドVisa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB
発行会社楽天カード株式会社
発行期間最短1週間
楽天カードのおすすめポイント
  • 年会費永年無料
  • 還元率は常に1.0%以上
  • 楽天サービス利用でポイントアップ
  • ポイントの使い道も豊富

楽天カードは年会費永年無料で、ネットでも街中でも常に還元率1.0%以上のポイントが獲得できる、コスパに優れた個人用カードです。

楽天カードを楽天市場で利用すると3.0%還元、楽天トラベルなら2.0%還元など、楽天サービス利用でお得が満載。

事業に必要な物品の購入や、出張の際などにうまく楽天サービスを活用すれば、ザクザクと効率的にポイントが貯まるでしょう。

楽天ポイントの使い道は、街中の楽天ポイント加盟店や楽天サービスで使ったり、カードの支払いに充当したりと選択肢が豊富です。

次の通り、海外出張をサポートする安心・便利なサービスが付帯している点も必見です。

  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
  • Wi-Fiルーター:レンタル代20%OFF
  • 海外レンタカー:事前予約割引料金よりさらに10%OFF
  • 手荷物宅配優待:最大300円OFF 等

Orico Card THE POINT

Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

Orico Card THE POINT
ポイント還元率1.0%
名称オリコポイント
1ポイントの価値1円
交換可能マイルANAマイル、JALマイル
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外なし
国内
ETCカード発行手数料無料
年会費
電子マネーiD、QUICPay
国際ブランドMastercard、JCB
発行会社株式会社オリエントコーポレーション
発行期間最短8営業日(オンライン申込)
Orico Card THE POINTのおすすめポイント
  • 年会費永年無料
  • 還元率常時1.0%以上・入会後6ヶ月間は2.0%にUP
  • 「オリコモール」経由で2.0%以上還元
  • 利用限度額最大300万円

Orico Card THE POINTは、年会費永年無料で、ポイント還元率常時1.0%を実現した個人用カードです。

入会後6ヶ月間は驚異の還元率2.0%にアップするので、この期間に開業の準備品や仕事に必要な物品を一式揃えてしまうのが賢い使い方。

会員専用のショッピングモール「オリコモール」を経由すれば、下記表の通り、ネットショッピングでも2.0%以上のポイントをお得に獲得できます。

項目還元率
基本のポイント還元率1.0%
オリコモールを経由したことによる上乗せ分0.5%~15.0%
Orico Card THE POINTの利用による特別加算0.5%
合計2.0%~16.5%
オリコモールには、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングをはじめとする人気サイトが勢ぞろいしています。

年会費無料カードながら、利用限度額が最大300万円(所定の審査あり)と高めに設定されている点も、個人事業者にとっての大きなメリットといえるでしょう。

リクルートカード

リクルートカード

リクルートカード
ポイント還元率1.2%
名称リクルートポイント
1ポイントの価値1円
交換可能マイルなし
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外最高2,000万円(利用付帯)
国内最高1,000万円(利用付帯)
ETCカード発行手数料JCB:無料
Visa、Mastercard:1,100円
年会費無料
ポストペイ型電子マネーQUICPay
国際ブランドJCB、Visa、Mastercard
発行会社JCB株式会社ジェーシービー
Visa、Mastercard三菱UFJニコス株式会社
発行期間最短1週間
リクルートカードのおすすめポイント
  • 年会費永年無料
  • 還元率常時1.2%と高水準
  • リクルートのサービス利用でポイントアップ
  • 国内・海外旅行損害保険が付帯

リクルートカードは、年会費永年無料で常時1.2%と驚異の高還元率を誇る個人用カードです。

リクルートのネットサービスを活用し、支払いにリクルートカードを利用すると、下記の通り一層お得にポイントを獲得できるのも注目のメリット。

ネットショッピングや出張、接待の際などに重宝します。

  • ポンパレモール:ポイント最大21.2%還元
  • じゃらん:ポイント最大11.2%還元
  • ホットペッパーグルメ:予約人数×50ポイント付与
毎月の必要経費(一部の公共料金・携帯電話/固定電話・新聞購読料など)の支払いでも、もれなくポイントを貯められてお得です。

また、国内・海外ともに付帯保険が充実しており、出張や器具備品購入時などにも安心感が高い1枚です。

保険の種類金額
海外旅行損害保険最高2,000万円
(利用付帯)
国内旅行損害保険最高1,000万円
(利用付帯)
ショッピング保険年間200万円

法人用・個人用クレジットカードの選び方

法人カードと個人カードの違い

クレジットカード選びで、法人用と個人用のどちらにすべきか悩んでいる方もいることでしょう。

そこでここからは、法人用・個人用クレジットカードの選び方を詳しく解説します。

双方の違いや特徴をしっかりと押さえて、自分との相性をジャッジしてみてください。

法人用・個人用クレジットカードの違い

まずは、法人用・個人用クレジットカードそれぞれの違いを表にまとめました。

項目法人用カード個人用カード
発行対象法人代表者
個人事業主
個人
決済に使える口座法人口座
屋号口座(または個人口座)
個人口座
追加発行できるカード社員用の追加カード家族用の家族カード
年会費無料カードが少ない無料カードが多い
ポイント還元率0.5%が相場1.0%以上のカードも豊富
利用限度額数百万円と高めに設定されたカードが豊富一般カードで10万~100万円程度が相場
支払い方法原則1回払い一括払いのほか分割やリボ払いにも対応
キャッシング利用できないカードが多い利用可能
付帯サービスビジネスに特化したサービスが充実個人向けのサービスが充実

法人用クレジットカードがおすすめの方

法人用カードは、年会費が発生するカードが多いわりに、ポイント還元率は0.5%が相場とややコスパに欠ける傾向

しかし、高額な利用限度額が設定されていたり、ビジネスに特化した付帯特典が充実していたりと、ビジネスをサポートする多彩なサービスを備えているのがメリットです。

これらの点を踏まえると、法人用カードは次のような個人事業主の方におすすめです。
法人用クレジットカードがおすすめの方
  • 利用限度額の高いカードを保有したい方
  • 付帯特典で事業の効率化や充実化を図りたい方
  • 複数名の社員を抱えて事業を行っている方

個人用クレジットカードがおすすめの方

個人用カードは、年会費無料ながら還元率1.0%以上のカードも豊富でコスパに優れているのが最大のメリットといえます。

キャッシングが利用できたり、支払い方法を用途に合わせてチョイスできたりする点にも注目です。

一方、利用限度額は低めなので、大口の取引を行う方には不向き。会計ソフトとの連動など、ビジネス向けの特典も少なめです。

以上の点を踏まえると、個人用カードは次のような個人事業主の方におすすめです。

個人用クレジットカードがおすすめの方
  • 独立・開業したてでコストを抑えたい方
  • ポイント還元率を重視する方
  • 事業資金の調達などでキャッシングを利用したい方

個人事業主のクレジットカード審査基準

個人事業主のクレジットカード審査基準

クレジットカードを申し込む際に最も気になるのが審査基準ではないでしょうか。

どんなに好相性な1枚を見つけても、審査に通過しなければカードを保有・事業に活用していくことができません。

そこでここからは、個人事業主におけるクレジットカードの審査基準を、法人用・個人用に分けて考察します。

法人用カードの審査基準

法人用カードの審査では、主に3つの項目が重要視されるといわれています。

  • 経営実績(事業年数)
  • 財務状況
  • 代表者本人の信用情報

経営実績(事業年数)

営業実績の長さは企業の信用にも直結する項目のため、クレジットカードの審査に大きく影響を及ぼすことが推察できます。

事業年数が数ヶ月の事業よりも、数年・数十年と長い事業のほうが、自ずと社会的信用度が高まり、カードの審査にも有利に働くでしょう。

しかし、設立初年度で審査に通ったというケースも多数見られるようです。

法人用カードのなかには、本人確認書類のみの提出で申し込める、代表者本人の信用情報に比重を置くクレジットカードも多数存在しています。

「経営実績が短いから不安」という方は、そのようなカードをチェックしてみるとよいでしょう。

財務状況

法人用カードの審査では、支払い能力の判断材料として事業の財務状況もチェックされます。

赤字よりも当然黒字のほうが望ましく、黒字決算を続けていることはカードの審査に有利に働くといえるでしょう。

ただし、事業規模があまり大きくない個人事業主の場合は、事業代表者の信用情報に比重が置かれる傾向も。

開業したての方などには、やはり登記簿謄本や決算書の提出不要で申し込めるカードがおすすめです。

代表者本人の信用情報

個人事業主の場合、法人用カードの審査であっても代表者本人の信用情報はかなり重要視されるといわれています。

信用情報とは
クレジットやローンの取引事実を登録した個人の情報(クレヒス)のこと。申込者の信用を判断するため、審査の際には必ずチェックされます。

延滞や滞納などの金融事故がない健全な信用情報を築いていれば、審査に通る可能性が高まるでしょう。

個人用カードの審査基準

一般的に、個人用カードの審査では、次の2項目が重要視されるといわれています。

  • 本人の属性情報
  • 本人の信用情報

本人の属性情報

属性情報とは、個人情報全般を指し、主に以下の項目がチェックされます。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 雇用形態
  • 勤続年数(事業年数)
  • 年収
  • 持ち家の有無/居住年数
  • 家族構成

審査の際には「スコアリングシステム」と呼ばれる採点制がとられるのが一般的。

本人が申告した属性情報が1項目ずつ点数化され、審査基準をクリアしているかどうか総合的に判断されます。

そのため、カードの申込フォームはできるだけ埋めるとよいでしょう。

本人の信用情報

カードの審査では、申込者本人の信用情報がかなり重要視されるといわれています。

信用情報に金融事故情報が記載されていると貸し倒れのリスクを懸念され、審査が不利に働く恐れがあるため要注意。

クレジットカードは、個人事業主か否かにかかわらず、健全な信用情報を築いてから申し込むのが鉄則です。

個人事業主のクレジットカードのよくある質問

よくある質問

最後に、個人事業主のクレジットカードに関するよくある質問をまとめました。

ぜひ参考にしてください。

開業前に法人用カードは作れる?
原則、法人用カードは開業前に作れません。

開業準備にかかる費用をカードで支払いたい場合や、会社員のうちにカードを保有しておきたい場合などには、個人用カードの作成を検討してみましょう。

開業したばかりでもクレジットカードは作れる?
開業直後でもクレジットカードを作ることは可能です。

個人事業主の場合、クレジットカードの審査では本人の属性やこれまでの信用情報が重視される傾向にあります。

そのため、申込資格を満たし、健全な信用情報を築いていれば、開業直後でも一概に審査が不利になるとは言い切れません。

ただし、開業してすぐに法人用カードを作りたい場合には、登記簿謄本・決算書・ 確定申告書不要で契約できるカードがおすすめです。

付与されたポイントはプライベートにも使える?
事業用カードで得たポイントは、原則個人利用しないようにしましょう。

クレジットカードのポイント利用に関して、現時点では法体制が整備されていません。

しかし、事業上の経費支払いで貯めたポイントは事業のものと判断し、下記のように事業運営のために活用するのが無難です。

  • 備品を購入する
  • 商品やサービスと交換する
  • マイルに移行する
  • 福利厚生費として活用する
  • キャッシュバックを受ける/カード支払いに充当する

クレジットカードを経費管理や経費削減に活用しよう

クレジットカードを経費管理や経費削減に活用しよう

個人事業主の方がクレジットカード選びに悩んだ際には、年会費や利用限度額、カードに付帯された特典・サービスの内容に注目してみてください。

どこに重きをおくかをしっかり見定めれば、自分に合うカードが自ずと見えてくるでしょう。

事業専用のクレジットカードを保有すれば、面倒な経費管理をラクに行えたり、事業費の支払いで貯めたポイントを経費削減に活用できたりと、事業を多方面でサポートしてくれます。

ぜひ本記事を参考に、最適な1枚を見つけてみてください。

参考サイト