ガソリン代がお得になるクレジットカードおすすめ9選｜最強の1枚はコレ！

日常の買い物や公共料金の支払いがお得になるクレジットカード。

実はガソリン代の支払いもクレジットカードがお得です。

給油代の割引やポイント還元率アップといった特典を受けられるからです。

本記事ではガソリン代がお得になるおすすめのクレジットカードを紹介します。

まずは一覧表でおおざっぱに見てみましょう。

以下の章より、1枚1枚詳しく解説していきます。

※本記事の価格は全て税込みです。

この記事の監修者

小宮崇之

保有資格

• ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格（日本FP協会）
• ・TLC(生命保険協会認定FP)
• ・損害保険プランナー

公式アカウント

• ・公式サイト
• ・公式twitter

神奈川県出身。金融機関や大手保険会社などを経て2020年に㈱コミヤ保険サービスを設立。生命保険・損害保険の代理店として、お客様の視点に立った最適なプランを提案している。保険代理店と並行してファイナンシャルプランナーとしても活動中。

ENEOSカード S

ENEOSのガソリンスタンドをよく利用する方におすすめなのが、ENEOSカード Sです。

ENEOSのガソリン・軽油がずっと2円/L引きで給油できます。灯油も1円/L引きです。

さらにカーメンテ商品およびショッピング利用でポイントも貯まります。

• ENEOSでカーメンテ商品利用：1,000円につき20ポイント(2.0%)
• ENEO以外でショッピング利用：1,000円につき6ポイント(0.6%)

貯まったポイントは1,000ポイント=1,000円としてキャッシュバックを受けられます。

ENEOSカードは他にENEOSカード P・Cがありますが、この2つは年会費がかかります。

ENEOSカード Sも本来は有料ですが、年1回以上の利用で翌年の年会費が無料です。

ただし、前述したようにENEOS以外での還元率は高くありません。

ENEOSカードはガソリンの給油時に限定して利用し、ガソリンやカーメンテ商品以外の利用には、別のクレジットカードを使いましょう！

apollostation card

出光興産系列(apollostation、出光SS、シェルSS)のガソリンスタンドを利用する方におすすめのカードです。

対象のガソリンスタンドで利用するとガソリン・軽油代が2円/L引きされます。

さらに、年間550円の「ねびきプラスサービス」に加入すると、値引き額が最大10円/L円引きまでアップします。

値引き額はコースとショッピングの月間利用金額によって変動します。

ねびきプラス150コースにすると、ショッピング利用時のポイントが付かなくなります。

その代わり、月9万円以上利用する場合の値引き額はねびきプラス100より高めです。

また、値引きされる上限も150Lになります(ねびきプラス100は月100Lまで)。

なお、ねびきプラスはWEB明細会員になることが申し込み条件です。

WEB明細会員になると、毎年4月11日～5月10日のガソリン・軽油代が3円／L値引きされます。

apollostation cardでガソリン代をお得にしたいなら、WEB明細への登録はマストです。

apollostation THE GOLD

出光興産系列のガソリンスタンドを利用する方におすすめのゴールドカードです。

利用金額に応じてガソリン代が割引される「ねびきプラスサービス」がapollostation cardよりグレードアップしています。

apollostation THE GOLDはねびきプラスサービスが自動付帯され、カード年会費に含まれます。

月間の値引き上限が合計200Lにアップし、その他の場所では1.0%のポイント還元も受けられます。

値引き額および条件自体は、apollostation cardのねびきプラス150の時と同じです。

給油量やクレジットカードの利用金額が多い人は、apollostation THE GOLDにするとよりお得でしょう。

さらに、apollostation THE GOLDには事故や故障の際にサポートしてくれる「出光スーパーロードサービス」が無料で自動付帯。24時間365日サポートを受けられます。

その他にも空港ラウンジ優待や国内・海外旅行傷害保険など、ゴールドカードならではの特典も豊富です。

コスモ・ザ・カード・オーパス

※SSによって差があるので、正確な割引額は最寄りのSSに確認ください。

コスモ・ザ・カード・オーパスを保有していると、コスモ石油にて会員価格で給油できます。

価格は店舗や地域によって異なりますが、一般的には3～5円/Lの値引きです。

また、コスモ・ザ・カード・オーパスは流通大手のイオンと提携して発行されているカードであり、ショッピング利用で200円につき1ポイントのWAONポイントが貯まります。

さらに、コスモ・ザ・カード・オーパスは年会費が無料です。

コスモ石油専用のサブカードとして持っていてもコストが一切かからないのは嬉しいメリットです。

シェルスターレックスカード

シェルスターレックスカードは、出光興産系列ユーザーで、毎月の給油量が多い方におすすめのカードです。

6ヶ月間のカード利用金額でランクが決まり、ランクによって値引き額が変動します。

5 Starランクになれば、ハイオク13円/Lもの値引きを受けられます。

値引きの上限は毎月150Lまでですが、半年あたり550円の還元給油量オプションに加入すると、上限を350Lにまで増やせます。

燃料タンクが大きい車に乗っていて、なおかつ車移動が多い方にとってとにかくメリットの大きい1枚です。

なお、カードの年会費は通常1,375円ですが、年間24万円以上利用すれば翌年の年会費が無料になります。

シェル-Pontaクレジットカード

前述のシェルスターレックスカードは、出光興産系列での給油量が多い方向けのカードでした。

一方、給油量がそこまで多くない方、ポイントを貯めたい方におすすめなのが、シェル-Pontaクレジットカードです。

出光興産系列以外の場所でも、100円につき1Pontaポイントが貯まります。

ガソリンスタンド系カードで基本還元率が1.0%なのは貴重です。

さらに、出光興産系列では給油2Lにつき4Pontaポイントが貯まります(決済金額に対する還元はなし)。

• 通常ポイント：1ポイント/2L
• クレジットポイント：3ポイント/2L
• 合計：4ポイント/2L

このポイントアップは、毎月150Lまでが対象です。

初年度は年会費が無料で、2年目以降は1,375円かかりますが、Ponta加盟店の出光興産系列SSで年1回以上使えば翌年の年会費が無料です。

楽天カード

ENEOSやキグナス石油など、複数のガソリンスタンドを利用する方におすすめなのが、楽天カードです。

利用場所にかかわらず100円につき1ポイント貯まり、基本のポイント還元率が1.0%と高めです。

さらにENEOSで使うと、200円につき1ポイントの特典ポイントが追加で貯まります。

通常の還元と合わせるとENEOSでの還元率は1.5%です。

以下のガソリンスタンドは楽天ポイント加盟店なので、カード提示+カード支払いの2重取りが可能です。

• 丸紅エネルギー
• SOLATO 太陽石油
• キグナス石油
• 伊藤忠エネクス

いずれのガソリンスタンドでも、給油1Lまたは油外商品100円につき1ポイント貯まります。

貯まった楽天ポイントを支払いに充てることも可能です。

ただし、SOLATO 太陽石油でポイントを利用できるのは、現金かプリペイドカードでの支払いのみである点には注意しましょう。

JCB CARD W

出光興産系列のガソリンスタンドを利用する方で、ポイント還元率を重視する方におすすめのカードです。

基本のポイント還元率は1.0%。他のJCBカードの2倍に設定されており、場所を問わずポイントが貯まります。

さらに、JCBオリジナルパートナーズ加盟店で利用するとポイント還元率がアップします。

例えば、シェルSS、apollostation、出光SSも対象で、還元率は通常の2倍(2.0%)です。

ただし、ポイント還元率をアップするためには、事前にポイントアップ登録が必要です。

JCBオリジナルシリーズパートナーズのページから、忘れずに登録してください。

1. シェルSS｜JCB ORIGINAL SERIESへアクセスする
2. 「ポイントアップ登録(無料)」を押す
3. IDとパスワードを入力し、MyJCBにログインする

JCBカードは年会費が有料のものが多いですが、JCB CARD Wは年会費がかかりません。

メインカードとしても申し分ないスペックですし、ガソリンスタンド用のサブカードにもおすすめです。

dカード

ENEOSとコスモ石油の両方を使う方におすすめのカードです。

楽天カードやJCB CARD Wと同じく、基本のポイント還元率が1.0%です。

dカード特約店であるENEOSで利用すると200円につき1ポイント追加で貯まり、合計還元率は1.5%になります。

さらに、dカードはdポイントカード機能も搭載しています。

dポイント加盟店であるコスモ石油ならポイントの2重取りが可能です。

• カード提示：200円につき1ポイント
• dカードで支払い：100円につき1ポイント
• 合計：200円で3ポイント(1.5%)

コスモ石油なら、貯まったdポイントを支払いに充てることもできます。

なお、ENEOSではdポイントを使うことはできません。

ガソリンスタンドでのクレジットカードの使い方

ガソリンスタンドでクレジットカードを使ったことがない方は、そもそも使い方が分からないかもしれません。

ここでは、ガソリンスタンドでのクレジットカードの使い方について解説します。

カード払いの手順

ガソリンスタンドにおけるカード払いの手順は、ガソリンスタンドの種類によって変わります。

• 有人ガソリンスタンド
  店員さんにカードを渡す
• セルフスタンド
  給油機を自ら操作し、支払い方法として「クレジットカード」を選ぶ

有人ガソリンスタンドなら店員さんに渡すだけ

有人ガソリンスタンドの場合、とくに難しいことはありません。

車を停めると店員さんが迎えてくれ、ガソリンの種類や給油量を伝えますよね。

その際に「カードで支払う」と伝えてカードを渡すだけです。

セルフスタンドでのカード払いの手順

セルフスタンドの場合は、支払い方法の選択から給油まで自分で行います。

細かい操作方法は給油機によって異なりますが、おおむね次の通りです。

1. 給油機の支払い方法選択で「クレジットカード」を選ぶ
2. カードを給油機に入れ、取り出す
3. 油種と給油方法を選ぶ
4. 給油する
5. レシートを受け取る

給油したあとは給油キャップを締め、レシートを忘れないように注意してください。

なお、ガソリンスタンドの中には給油機にかざすだけでクレジット決済が完了するキーホルダー型決済ツールを発行できるものもあります。

車のキーと一緒に持ち歩くと、カード決済がより便利になります。

暗証番号の入力は基本的に不要

ガソリンスタンドでカードを利用する際は、基本的に暗証番号の入力は不要です。

スムーズに支払えるよう、暗証番号の入力は省略される場合がほとんどです。

セルフスタンドで暗証番号を入力することはほぼありませんが、支払いがスムーズに済む一方で、安全性に不安を覚える方もいるでしょう。

しかし、クレジットカードは万が一不正利用されても、カード会社が補償してくれるので安心してください。

定期的に利用明細をチェックしていれば問題ありません。

クレジットカードが使えないケース

以下のようなケースでは、ガソリンスタンドでクレジットカードを使えません。

最近は、ほとんどのガソリンスタンドでクレジットカード決済に対応しています。

しかし、店舗によってはクレジットカードに対応していないこともあります。

その場合は現金で支払うしかありません。

カード払いに対応していても、特定の国際ブランドしか対応していないケースもあります。

また、クレジットカードは利用限度額が決まっています。

すでに利用限度額に達している場合も、当然ながらカードによる支払いができません。

ガソリンスタンドを利用する際は、利用店舗でのクレジットカードへの対応状況や、利用限度額を事前にチェックしておきましょう。

ガソリン代はクレジットカードで払うとお得

クレジットカードを使えば支払いが楽になり、さらにガソリン代も安くなります。

車に乗る頻度が高い方ほど、クレジットカードでの支払いがお得です。

特典内容や対象のガソリンスタンドはカードによって異なります。

普段からよく利用するガソリンスタンドに合わせてカードを選んでください。