セブンカード・プラスは、電子マネーnanacoをお得に使うことができる年会費無料のクレジットカードです。
イトーヨーカドーやセブン-イレブンなどのセブン&アイグループで、ポイントアップや割引が受けられます。
- セブン&アイグループの対象店でポイント2倍
- nanacoチャージでもポイントが貯まる
- 8のつく日はイトーヨーカドーでほとんど全品5%オフ
- 基本還元率は高くない
- nanacoへのチャージ上限がある
- 旅行傷害保険が付帯しない
※本記事の価格は全て税込みです。
- ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格(日本FP協会)
- ・日商簿記2級
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当。資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後CFP認定を取得し、フリーのFPライターとして活動を行う。
セブンカード・プラスのメリット
セブンカード・プラス | ||
---|---|---|
ポイント | 還元率 | 0.5%~1.0% |
名称 | nanacoポイント | |
1ポイントの価値 | 1円 | |
交換可能マイル | ANAマイル | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社セブン・カードサービス | |
発行期間 | 最短3~4週間 |
セブンカード・プラスは、カード利用でnanacoポイントを貯められる年会費無料のクレジットカードです。
対象のセブン&アイグループのお店でポイントアップ、イトーヨーカドーでほとんど全品5%オフといった特典が付帯します。
nanacoへのチャージでもポイントを貯められるのが大きな魅力。
セブンカード・プラスの3つの主なメリットを解説します。
- nanacoがお得に利用できる
- nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
- 8のつく日はイトーヨーカドーでほとんど全品5%オフ
nanacoがお得に利用できる
セブンカード・プラスの特徴は、カードの利用でnanacoポイントが貯まる点です。
200円のカード利用ごとにnanacoポイントが1ポイント(還元率0.5%)が貯まります。
詳しくは後述しますが、セブン&アイグループの対象のお店で使うとポイントが2倍になるので、還元率1.0%でポイントを貯められます。
nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
セブンカード・プラスの大きなメリットは、nanacoへのチャージでもポイントが貯まる点です。
チャージ(オートチャージも含む)でも0.5%のポイントが貯まります。
セブンカード・プラスでチャージしたnanacoを使って支払うと、ポイントの2重取りができ1.0%還元に。
0.5%(nanacoへのチャージ)+0.5%(nanaco支払い)=1.0%
nanacoチャージに新規登録できるクレジットカードは、2023年11月現在セブンカード・プラスのみです。
※Apple Payのnanacoに登録可能なカードであれば、他のカードでもnanacoチャージ自体は可能ですが、チャージによるnanacoポイントの還元が受けられません。
8のつく日はイトーヨーカドーでほとんど全品5%オフ
毎月、8のつく日(8・18・28日)の「ハッピーデー」にイトーヨーカドーでカードを使うと、ほとんど全品5%オフで買い物できます。
食料品や衣料品などもすべて5%オフの対象商品に含まれています。
セブンカード・プラスは維持コストがかからないため、ハッピーデーにしかイトーヨーカドーを使わない方も、持っていて損をすることはありません。
セブンカード・プラスで効率よくポイントを貯める方法
セブンカード・プラスで効率よくポイントを貯める方法について、もう少し詳しくみていきましょう。
- セブン&アイグループの対象店でポイント優待
- nanacoチャージ利用で税金支払いもお得に
セブン&アイグループの対象店でポイント2倍
セブンカード・プラスの基本還元率は0.5%ですが、セブン&アイグループの対象店では2倍(1.0%)にアップします。
以下は対象店の例です。
- イトーヨーカドー
- セブン-イレブン
- ENEOS
- ビックカメラ
- デニーズ
- アリオ
- 西武そごう
基本還元率は平均的なものの、上記の店舗を使う機会が多いなら効率よくポイントが貯まるでしょう。
さらに、上記のお店では以下のようなポイント優待も受けられます。
- 対象商品購入でボーナスポイント
- 年間利用額100万円超でボーナスポイント
- セブンマイルプログラム
対象商品購入でボーナスポイント
さらに、セブン-イレブンとイトーヨーカドー(ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス)で対象商品を購入すると、1.0%還元とは別にボーナスポイントが獲得できます。
商品によりボーナスポイント数は異なりますが、利用次第ではざくざくポイントを獲得できます。
年間利用額100万円超でボーナスポイント
イトーヨーカドー(ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス)でのカード利用額が年間100万円超の場合、累計ボーナスポイントが付与されます。
- 100万円達成:3,000ポイント
- 150万円達成:10,000ポイント
- 以降100万円達成ごとに:10,000ポイント
イトーヨーカドーで食料品・日用品を日々購入する方は、大量ポイントをゲットすることもできます。
セブンマイルプログラム利用で実質ポイントアップ
セブン&アイグループの「セブンマイルプログラム」を利用すれば、セブン&アイグループ加盟店でセブンマイルが貯まります。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどの対象店でアプリを提示すると、200円ごとに1マイルが加算される仕組みです。
これにより、セブンカード・プラスユーザーはセブン-イレブンやイトーヨーカドーなどで還元率1.5%が実現!
アプリダウンロード・会員登録は無料なので、使わない手はありません。
nanacoチャージ利用で税金支払いもお得に
セブンカード・プラスは、nanacoへのクレジットカードからのチャージで唯一ポイントを貯められるカードです。
セブンカード・プラスからチャージしたnanacoで支払えば、ポイントの2重取りができ、1.0%分獲得できます。
さらに、nanacoは税金・公共料金を支払える点もメリットです。
クレジットカードからチャージしたnanacoを使ってセブン-イレブンで税金を支払えば、結果的に支払った税金に対してもポイントが付くわけです。
金額の大きい税金支払いでもポイントを貯められるのは、セブンカード・プラスが選ばれる大きな理由でしょう。
セブンカード・プラスのその他のメリットをまとめました。こちらも参考にしてください。
- 年会費が永年無料
家族カード・ETCカードも年会費無料 - 4種類のカードから選べる
一般デザイン(nanaco一体型・紐付型)、ディズニーデザイン(nanaco一体型・紐付型)の4種類から選択可能 - nanacoアプリ・nanacoモバイルアプリが便利
クレジットチャージやかざすだけで支払い、ポイント交換など - ショッピングガード保険(海外)が付帯
カードで購入した商品の破損・盗難などの損害を最高100万円まで補償
セブンカード・プラスのデメリット
セブンカード・プラスのデメリットも確認しましょう。
- 基本還元率が低め
- nanacoへのチャージ上限がある
- 旅行傷害保険が付帯していない
基本還元率が低め
基本還元率は0.5%と低めです。
年会費無料・1.0%還元のカードも少なくないため、この点はデメリットです。
あくまでもセブン&アイグループでのお買い物がお得になるカードです。セブン&アイグループをあまり使わない方にとっては、保有価値は低いでしょう。
ただし、維持コストが発生しないため、セブン&アイグループの利用は年に数回程度という方や、nanacoを使って税金の支払いをしたい方でも、サブカードとして保有する価値はあります。
nanacoへのチャージ上限がある
クレジットカードでのnanacoチャージには50,000円までの上限があります。
また、1回のチャージは5,000円以上1,000円単位で29,000円までです。
セキュリティ面では安心ですが、5万円以上の税金の支払いなどに使えないのはデメリットといえるでしょう。
ただし、実はセンター預かりを駆使して10万円まで入金する裏技があります。
つまり、残高照会後であれば新たに5万円分センター預かり扱いでチャージが可能です。
旅行傷害保険が付帯していない
セブンカード・プラスには、海外・国内旅行傷害保険が付帯していません。
旅行傷害保険が必要なら、保険会社の旅行保険に加入するか、別途旅行保険が付帯しているクレジットカードを保有しましょう。
セブンカード・プラスの審査
この章では、セブンカード・プラスの審査について解説します。
他のカードと同様に審査基準は公表されていません。明確に知ることができない点は理解しておいてください。
セブンカード・プラスの入会条件
セブンカード・プラスの申し込み資格は、以下のとおりです。
原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方
18歳以上で学生の方(高校生除く)引用元:カード詳細情報|セブンカード
配偶者に安定収入があれば申し込めるため、本人に収入のない専業主婦も対象です。
また、高校生を除く18歳以上であれば学生であっても申し込みでき、さらに学生は収入が問われません。
申し込み条件をみると、ハードルはそれほど高くないと言えます。
セブンカード・プラスの審査難易度
あくまでも推測ではありますが、セブンカード・プラスは以下の理由より、比較的発行しやすいと考えられます。
- 年会費無料の一般カードである
年会費有料カードやゴールドカードよりも間口が広い - 流通系カードである
自社サービスの販売促進目的もあり、発行数が多い - 学生や専業主婦も申し込める
多数の方を入会の対象としている
セブンカード・プラス(ゴールド)とは
セブンカード・プラス(ゴールド) | ||
---|---|---|
ポイント | 還元率 | 0.5~1.5% |
名称 | nanacoポイント | |
1ポイントの価値 | 1円 | |
交換可能マイル | ANAマイル | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社セブン・カードサービス | |
発行期間 | 最短1ヶ月 |
セブンカード・プラスの上位カードにセブンカード・プラス(ゴールド)があります。
セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブンカード・プラス会員のうち選ばれた方だけが招待制で加入できるゴールドカードです。
- インビテーション制のゴールドカード
- ゴールドカードながら年会費無料
- ショッピングガード保険(国内)が付帯
セブンカード・プラス(ゴールド)は、ゴールドカードでありながら年会費無料で持てます。
セブンカード・プラスとの相違点
セブンカード・プラスとの違いは、ショッピングガード保険(国内)が付帯する点です。
カードで購入した商品の破損や盗難などによる損害を、購入日から90日間、年間100万円まで補償してくれます。
ショッピングガード保険は、セブンカード・プラスにも付帯しますが、海外だけが対象。セブンカード・プラスと比べて補償が手厚いのが特徴です。
セブンカード・プラス(ゴールド)を保有したいなら、セブンカード・プラスに日々の支払いを集約させ、遅延なく支払い、着実に利用実績を積みましょう。
セブンカード・プラスがおすすめな方
セブンカード・プラスがおすすめなのは、以下のような方です。
- お得にnanacoを使いたい方
- 税金支払いでもポイントを貯めたい方
- イトーヨーカドーやセブン-イレブンによく行く方
- セブン&アイグループ加盟店を利用する方
セブンカード・プラスはセブン&アイグループが取り扱うクレジットカードであり、イトーヨーカドーやセブン-イレブンでのお買い物がお得になります。
年会費無料で保有できるため、セブン&アイグループを年に数回利用する方から利用頻度の高い方までおすすめのカードです。
さらに、nanacoのチャージで唯一nancoポイントを貯められます。
チャージしたnanacoで支払えばポイントを2重取りすることができ、実質的な還元率がアップします。
お得にnanacoを使いたい方にとっては必携とも言えるカードです。申し込みハードルも高くないので、ぜひ入会を検討してみてくださいね。