JCBカードのおすすめはどれ？9種類を比較してわかった最強の1枚

国際ブランドの一つであるJCBは、数多くのクレジットカードを発行しています。

中でも人気があるのが、JCBオリジナルシリーズと呼ばれるJCBのプロパーカードです。

カード名	年会費	特徴
JCBカードW 詳細を見る	無料	年会費永年無料 いつでもポイント2倍
JCBゴールド 詳細を見る	11,000円(税込) オンライン入会で初年度無料	手厚い旅行傷害保険 JCB GOLD Service Club Offを利用できる
JCBプラチナ 詳細を見る	27,500円(税込)	プラチナカードならではの豪華特典が付帯

※本記事の価格は全て税込みです。

カード名	JCBカードW	JCBカードW plus L	JCBカードS	JCBゴールド	JCB GOLD EXTAGE
年会費	無料	無料	無料	11,000円(税込) 初年度無料	3,300円(税込) 初年度無料
還元率	1.00％～10.50％※1	1.00％～10.50％※1	0.50％～10.00％※1	0.50％～10.00％※1	0.75%～10.25%※3 条件あり
キャンペーン	新規入会+Amazon利用で 20%(最大12,000円) キャッシュバック	新規入会+Amazon利用で 20%(最大12,000円) キャッシュバック	新規入会+Amazon利用で 20%(最大15,000円) キャッシュバック	新規入会+Amazon利用で 20%(最大23,000円) キャッシュバック	なし
おすすめ ポイント	スタバやセブン、 Amazonで ポイントアップ	女性限定の特典が付帯 好みに合わせた デザインを選べる	国内外20万ヶ所以上で 割引などの優待が使える	豊富な特典と 手厚い旅行傷害保険	20代限定で持てる ゴールドカード
申込対象	18歳以上、39歳以下	18歳以上、39歳以下	18歳以上	20歳以上 学生不可	20歳〜29歳 学生不可
発行スピード	最短5分※2	最短5分※2	最短5分※2	最短5分※2	最短3営業日
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

※1 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※2 【1】9:00AM～8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証／マイナンバーカード／在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
※キャンペーン期間：2024年4月1日〜2024年9月30日
※3 Myチェック等の事前登録が必要

この記事の監修者

小宮崇之

保有資格

• ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格（日本FP協会）
• ・TLC(生命保険協会認定FP)
• ・損害保険プランナー

公式アカウント

• ・公式サイト
• ・公式twitter

神奈川県出身。金融機関や大手保険会社などを経て2020年に㈱コミヤ保険サービスを設立。生命保険・損害保険の代理店として、お客様の視点に立った最適なプランを提案している。保険代理店と並行してファイナンシャルプランナーとしても活動中。

おすすめのJCBカード9種類を比較

それではここから、おすすめのJCBカード9種類を1枚ずつ紹介していきます。

カード名	年会費	特徴
JCBカードW 詳細を見る	無料	・39歳以下限定 ・常時ポイント2倍
JCBカードW plus L 詳細を見る
JCB一般カード 詳細を見る	1,375円(税込) 無料条件あり	・もっともスタンダード ・上位カードへのランクアップを狙える
JCB一般/PARTNER WITH POINT 詳細を見る	1,375円(税込) 無料条件あり	・Amazonでポイント3倍 ・インビテーション対象外
JCBゴールド 詳細を見る	11,000円(税込) オンライン入会で初年度無料	・スタンダードなゴールドカード
JCBゴールド ザ・プレミア 詳細を見る	16,500円(税込) 年100万円以上利用で11,000円(税込)	・ワンランク上のゴールドカード
JCBプラチナ 詳細を見る	27,500円(税込)	・直接申込みできるプラチナ
JCBザ・クラス 詳細を見る	55,000円(税込)	・インビテーション専用

ファイナンシャルプランナー/
CFP®資格（日本FP協会）

金子賢司

JCBは日本で唯一の国際ブランドで、若年層向けや女性向け、ステータスなど、さまざまな客層に合わせたプロパーカードを用意しています。サービス内容や申込条件を確認して自分にピッタリのカードを選びましょう。

JCBカードW

JCBカードWは、ポイント還元に特化したクレジットカードです。

無条件で年会費永年無料・ポイントがいつでも2倍と、年間コストに対するポイント還元率が非常に優れています。

ポイント還元率がアップする優待店(JCBオリジナルパートナー店)の一例はご覧の通り。

• Amazon：ポイント4倍
• メルカリ：ポイント2倍
• セブン-イレブン：ポイント3倍
• ウエルシア：ポイント2倍
• スターバックスカード(オンライン入金・オートチャージ)：ポイント10倍
• ビックカメラ：ポイント2倍

Amazonやセブン-イレブンでは2.0%還元、スターバックスカードへのチャージではなんと5.5％もの高還元に！

これらのお店をよく使う方には特におすすめのクレジットカードです。

年会費永年無料ながら、家族カードもETCカードも無料で作れますし、最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)も付いています。

ただし、他のJCBプロパーカードに比べるとカジュアルな印象です。

39歳以下で、クレジットカードにステータスを求めない方にとっては、JCBカードWが最強でしょう。

JCBカードW plus L

女性には、JCBカードWに女性向けの特典をプラスしたJCBカードW plus Lというクレジットカードもおすすめです。

基本スペックやポイント還元率、申込可能な年齢はJCBカードWと変わりません。

JCBカードWとの違いは次の通りです。

• カードデザイン
• 女性向けの保険に加入できる
• 月替りの優待やプレゼント企画がある

ただし、あくまでも「女性向け」というだけで、女性限定で申し込めるクレジットカードということではありません。

JCBカードW、plus Lいずれも、性別を問わずに申込可能です。

JCBカードS

JCBカードSは、2023年12月に新しく誕生したJCBオリジナルシリーズです。

これまで年会費無料で持てるJCBオリジナルシリーズは、39歳以下限定のJCBカードW/plus Lのみでした。

しかし、JCBカードSなら年齢制限なしで、本カード・家族カード・ETCカードを年会費無料で持つことができます。

JCBカードSは、年会費無料にもかかわらず、優待サービスが充実しているのが特徴です。

飲食店や水族館、映画館、カラオケ、レンタカーなど国内外20万ヶ所以上で割引などの優待が受けられる「JCBカードS優待クラブオフ」が付帯します。

さらに、JCBカードSには「JCBスマートフォン保険」が付帯します。

年間最高30,000円(1事故につき自己負担額10,000円)まで、スマホ修理代金の補償が受けられます。(※補償を受けるためには所定の条件があります)

スマホの万が一のトラブルに備えられるのは安心ですね。

JCB一般カード/PARTNER WITH POINT

Amazonでポイントが貯まりやすい・使いやすい「JCBカード/PARTNER WITH POINT」というクレジットカードもあります。

一般とゴールドの2つのランクがありますが、それぞれJCB一般カード・JCBゴールドと基本スペックは同じです。

Amazonで買い物をした場合、基本の還元とJCBオリジナルシリーズパートナー特典に加えて、本カードの特典ポイントが付きます。

Amazonでポイントが貯まりやすいJCBカードWを申し込みたかったけれど、年齢が40歳以上で申し込めない…という方には特におすすめです。

ただし、インビテーションは対象外なので、将来プラチナカードやブラックカードを目指す方には向きません。

他のJCBプロパーと重複して持てるので、Amazon専用のサブカードとして保有するという手もあります。

JCBゴールド

JCBゴールドは、豊富な特典と手厚い保険が特徴の王道ゴールドカードです。

付帯保険は、他のゴールドカードと比べても特に優秀です。

最高1億円の海外旅行傷害保険の他、国内旅行傷害保険・国内外航空機遅延保険・最高500万円のショッピングガード保険が付帯します。

JCBゴールドの豪華特典

JCBゴールドの代表的な付帯サービスを紹介します。

• 空港ラウンジサービス
  国内33・海外1の空港ラウンジを無料で利用可
• ラウンジ・キー
  海外の空港VIPラウンジを1回35ドルで利用可
• JCB GOLD Service Club Off
  国内の宿、映画館、カラオケ、カフェなどを優待価格で利用可

空港ラウンジサービス対象のラウンジは以下の通り。

JCB GOLD Service Club Offでは、全国70,000ヶ所以上の施設をお得に利用できます。

2年続けてJCBゴールドで年間100万円以上のショッピング利用を行うと、次に紹介するJCBゴールド ザ・プレミアへの招待が届きます。

JCBゴールド ザ・プレミア

JCBゴールド・ザ・プレミアは、自ら申し込みすることはできません。

JCBゴールドの年間ショッピング利用額が2年連続100万円以上になると、「JCBゴールド ザ･プレミア」へのインビテーションが届きます。

JCBが招待した方だけが持てる、1ランク上のゴールドカードです。

年会費1万円台でプライオリティ・パスが付くカード

JCBゴールド・ザ・プレミア会員は、JCBゴールドの特典に加えさらに上質な特典を利用できます。

• プライオリティ・パス
• JCBラウンジ京都
• JCBプレミアムステイプラン
• グルメルジュ powerd by TABLE REQUEST

特にメリットが大きいのは、プライオリティ・パスの特典です。

対象ラウンジを年間何回でも無料で利用できます。

通常は469米ドル(約69,412円※1ドル148円換算)の年会費がかかりますが、JCBゴールド・ザ・プレミア会員ならカード年会費だけで登録できます！

JCBプラチナ

JCBプラチナは、自ら申し込みできるJCBプロパーの中では、もっともハイステータスなクレジットカードです。

年会費は27,500円とゴールドの倍以上になりますが、特典の内容を鑑みれば、むしろ安いくらいです。

プラチナならではの豪華特典

JCBプラチナの代表的な特典を紹介します。

• プラチナ・コンシェルジュデスク
  旅行の手配等/24時間365日対応可能
• グルメ・ベネフィット
  一流レストランのコース料金が1名無料
• 空港ラウンジサービス
  国内は同伴者1名無料

コンシェルジュやグルメ・ベネフィットは、プラチナカードならではのVIPな特典ですね。

空港ラウンジサービスは、国内であれば同伴者1名も無料で利用できるのがゴールドとの差です。

海外旅行傷害保険は、使う可能性の高い「疾病・傷害治療費用」が最高1,000万円にグレードアップしています。

JCBプラチナ1枚あれば安心して旅行できますね。

JCBザ・クラス

JCBザ・クラスは、JCB最高峰のステータスを誇るクレジットカードです。カードのランクはブラックカードに相当します。

自ら希望して申し込むことはできず、取得するにはJCBからのインビテーションを待つしかありません。

JCBゴールド・ザ・プレミアとは異なり、インビテーションの条件は非公開となっています。

取得ルートは2パターン

過去にJCBザ・クラスへの招待が届いた方の口コミを見ると、取得ルートは2パターンあるようです。

• JCBゴールド→ゴールド・ザ・プレミア→ザ・クラス
• JCBプラチナ→ザ・クラス

JCBゴールド経由だとどんなに短く見積もっても2～3年の期間が必要です。

一方JCBプラチナ保有者の方には、1年程度でJCBザ・クラスへの招待が届いたケースが少なくないようです。

審査が不安という方は、JCBカードSやJCBゴールドから始めてじっくりカードを育てるのがよいでしょう。

豪華特典を踏まえれば実質年会費は半額程度

JCBザ・クラス限定で使える特典は数多くありますが、ここではいくつかピックアップして紹介します。

• プライオリティ・パス
  プレステージ会員資格/同伴者1名無料
• メンバーズセレクション
  毎年もらえる豪華カタログギフト

プライオリティ・パスは、同伴者1名も無料になるのがJCBプラチナとの差です。

20,000円～30,000円のJCBトラベルクーポンなどから好きなものを選べます。

JCBザ・クラスの年会費は55,000円ですが、メンバーズセレクションだだけでも年会費の半額程度をペイできます。

JCBカード共通のメリット

まずは、JCBカード全般に共通する主なメリットをピックアップして紹介します。

スターバックス、セブン-イレブン、Amazon等で使うとお得

「JCBオリジナルシリーズパートナー」と呼ばれる提携店舗で、JCBオリジナルシリーズ(プロパーカード)のクレジットカードを使うと、ポイントが優遇されます。

以下は対象店舗の一例です。

セブン-イレブンやスターバックス、Amazonなどを日常的に使う方には大きなメリットでしょう。

旅行傷害保険が手厚い

JCBプロパーカードは旅行傷害保険が充実しているのも特徴です。

たとえば、JCBゴールドでは最高1億円補償の保険が付帯します。

他のゴールドカードと比較すると手厚さは一目瞭然です。

ゴールドカードではありませんが、JCBカードWも優秀です。

年会費無料ながら最高2,000万円(死亡後遺障害保険金)の旅行傷害保険が付帯します。

日本発祥の国際ブランドらしく「安心感」を重視していることの表れでしょう。

年会費割引制度がある

JCBプロパーでは、下記の条件を満たすと年会費が割引されます(一部カードを除く)。

• 自動リボ払いサービス「スマリボ」に登録
• 有効期限前月15日から直近1年間にショッピング利用あり

リボ手数料が割引金額を上回らないよう注意が必要ですが、上手に使えば年間コストを抑えられ、ますますお得になります。

JCBカード共通のデメリット

安心感やお得なポイント制度が魅力のJCBカードですが、デメリットも存在します。

基本のポイント還元率は標準的

JCBプロパーの基本ポイント還元率は、1,000円で1ポイント(1ptの価値が5円程度のため還元率は0.5%)のカードがほとんどです。

年会費無料・ポイント還元率1%のカードも多く流通しているので、ポイント還元率は決して高いとはいえません。

上位クラスのカードかつ利用額が大きければ、最大70%(2024年～100%)ポイント還元率がアップします。

決済力はVisa・Mastercardにやや劣る

JCBは日本国内では広く使える国際ブランドですが、海外では使えない地域があります。

加盟店数・発行枚数が世界No.1のVisaやMastercardに比べると、海外の加盟店は少ないのが現状です。

しかし、近年では他のカードブランドとの提携が増えてきました。

ますます使い勝手が良くなることを期待したいですね。

JCBカードの選び方

JCBカードを選ぶ際は、以下の3つのポイントに着目しましょう。

ファイナンシャルプランナー/
CFP®資格（日本FP協会）

金子賢司

JCBのプロパーカードには、ポイント還元率を重視したもの、空港ラウンジがお得に使えるもの、付帯サービスを重視したものなど、さまざまなサービスがあります。年会費がかかるJCBカードでも、使い方次第では十分元が取れるかもしれません。

年会費と付帯サービスのバランスをチェック

JCBカードを選ぶ際は年会費と付帯サービスのバランスをチェックしましょう。

余計なコストをかけたくない場合は、年会費無料のカードがおすすめです。年会費無料のカードを選べばコストを気にする必要がありません。

ただし、保険やラウンジ特典などの付帯サービスは年会費有料のカードに劣ります。

年会費が高いカードは各種保険やグルメ優待、空港ラウンジ特典など付帯サービスが充実しています。

旅行好きな方やグルメな方なら、高額な年会費でも無理なく元を取れるでしょう。

単純に年会費が高いか安いかだけでなく、付帯サービスを使いこなせるかどうかも含め吟味してください。

ポイントを貯めたいなら還元率の高いカードを選ぶ

ポイントを貯めたい場合は、ポイント還元率の高いJCBカードを選びましょう。

JCBカードのうち、ポイント還元率に優れるのはJCBカードWとJCB一般カード/PARTNER WITH POINTの2つです。

JCBカードの還元率は0.5%が基本ですが、JCBカードWはその2倍にあたる1.0%のポイントが貯まります。

場所を問わずポイントを貯めたいなら、JCBカードWがおすすめです。

JCB一般カード/PARTNER WITH POINTは基本の還元率こそ0.5%ですが、Amazonでは還元率が2.0%にアップします。

ステータス重視ならゴールド以上がおすすめ

ステータスを重視するなら、ゴールド以上のランクに分類されるJCBカードを申込みましょう。

直接申し込めるステータスカードはJCBゴールドとJCBプラチナの2つです。

一般カードに比べると年会費が高いものの、どちらもステータス性は抜群で付帯サービスも豪華です。

さらにJCBゴールドやJCBプラチナを利用すると、将来的にJCBザ・クラスへのインビテーションが届くことがあります。

JCB最高峰のステータスであるザ・クラスを手に入れたいなら、最低でもJCBゴールドを作りましょう。

JCBカードに関するQ&A

最後に、JCBカード全般に対してよくある質問をまとめました。

JCBカードのおすすめは？

JCBオリジナルシリーズのメリットは？

JCBオリジナルシリーズのデメリットは？

プロパーカードとは？

JCBカードは目的別で選ぼう！

今回はJCBカードのおすすめ9種類を紹介しました。

JCBカードは、日本で唯一の国際カードブランドらしく、安心感や高級感を重視した特典が特徴です。

そんな中、他と一線を画して「お得」に振り切ったJCBカードWは、ポイントを貯めたい方におすすめです。

自分の目的をハッキリさせて、最強のJCBカードを手に入れましょう！