楽天FXの評判とメリット・デメリット｜口座開設・自動売買・スプレッドを解説

楽天グループの楽天FXは、取引に応じてポイントが付与されたり楽天銀行との連携で資金移動が便利だったりと、楽天ユーザーへのメリットが大きいFX会社です。

こちらの記事では楽天FXの評判やメリット、口座開設方法などを詳しく解説しています。

楽天ポイントを貯めながらのFX取引に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでください。

※本記事は2023年4月3日時点の公開情報に基づきます。

※本記事の価格は全て税込みです。

楽天FXの概要・基本情報

楽天FXは、楽天グループの楽天証券が運営するFX口座です。

業界最狭水準のスプレッドや各種手数料無料など、取引コストを安く抑えられるといった特徴を持ちます。

自動売買プログラムを作成できる「Meta Trader4(MT4)」にも対応しており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。

低スプレッド・手数料無料

楽天FXは原則固定の低スプレッド(例外あり)と各種手数料無料を打ち出していて、取引コストが安く済むのが特徴です。

多彩な取引ツールも全て無料で使えるため、FX資金を有効に使うことができるでしょう。

世界中のマーケット情報が網羅できる経済ニュースも無料で配信されるので、FXはもちろん、投資の知識をつけてスキルアップできます。

人気の高金利通貨でスワップ運用

楽天FXには以下のような人気高金利通貨ペアが揃っています。

• トルコリラ/円
• メキシコペソ/円
• 南アランド/円

高金利通貨への投資は長期のスワップ運用ができるので、チャートを見ながら毎日トレードする時間がない方にもおすすめです。

1,000通貨単位で注文が可能

楽天FXは1,000通貨単位から注文が出せます。

最小単位を1万通貨単位に設定しているFX会社が多い中、少額での取引に対応しているのは魅力です。

米ドル/円・ユ－ロ/円・ポンド/円など28通貨ペアの取り扱いがあり、人気の通貨は一通り揃っています。

楽天FXの評判

それでは次に、楽天FXで実際にトレードした方々からの評判をチェックしましょう。

楽天FXのメリット

楽天FXの特徴や評判を踏まえて、楽天FXの主なメリットをまとめました。

マーケットスピードFXやMT4など高性能ツールが使える

楽天FXでは初心者でも操作が簡単なスマホアプリ「iSPEED FX」の他に、PCでじっくりFX取引ができる「マーケットスピードFX」や「MT4」も用意されています。

大手ネット証券の中でも、MT4が実装されているのは楽天FXだけで、楽天証券FXの評判が良い理由の1つとなってます。

楽天FXで使える取引ツールをまとめました。

• マーケットスピードFX
• 楽天FX-WEB
• iSPEED FX
• Meta Trader4(MT4)

楽天FXでは、口座を開設後「楽天MT4口座」を開くことで、MT4を使った自動売買を始めることができます。

トレードに慣れてきて「自動売買もやってみたい」と考え始めた時に楽天FX内でMT4が使えるのはメリットが大きいでしょう。

資金移動が楽

楽天グループには資金移動が便利な「マネーブリッジ」という仕組みがあり、登録をしておけばIDやパスワードの入力なしで楽天銀行からFX口座にダイレクトに入金できます。

楽天のマネーブリッジとは

楽天証券と楽天銀行をつないでさまざまな機能を提供する仕組み。利用することで優遇金利やポイント付与などの特典も受けられる

マネーブリッジに登録すると、楽天証券と楽天FXの投資資金を一括管理できます。

また、マネーブリッジを利用しない場合でも、「FXリアルタイム入金」を使えば銀行口座から即時入金が可能。

証拠金から指定口座に出金する時も、スマホやPC画面からの簡単操作で完了でき、銀行に足を運ぶ必要もなく楽に資金移動ができます。

楽天ポイントが貯まる

楽天銀行のハッピープログラムにエントリーすると、楽天FXの10万通貨ごとの取引にポイントが付与され、貯まったポイントは楽天市場や楽天ポイント加盟店での買い物に使えます。

取引件数が増えると会員ステージが上がっていき、楽天銀行でのさまざまな特典が受けられるのも魅力です。

株式や投資信託・国債などへの投資とも合算できるため、効率よくポイントを貯められるでしょう。

レバレッジの変更ができる

楽天FXにはレバレッジ1倍から25倍まで、5つのレバレッジコースが用意されています。

• 1倍
• 2倍
• 5倍
• 10倍
• 25倍

上記の中から自分の取引スタイルに合わせて設定できます。

25倍コース以外は追加証拠金(追証)も発生しないので、リスクを恐れず自分らしいFX取引ができるでしょう。

楽天FXのデメリット

メリットを把握できたところで、次は楽天FXのデメリットもチェックしておきましょう。

スプレッドが不安定

楽天FXは他のFX会社に比べて、スプレッドが広がりやすいと感じる方もいるようです。

どのFX会社でも流動性や時間帯、経済指標や突発的な事象が影響して、一時的にスプレッドが広くなることは避けられません。

楽天FXは低スプレッドを打ち出しているFX会社ですが、それでも広いと感じられる場合は他のFX会社のスプレッドとも比較しながら検討してみることがおすすめです。

システム障害が不安

「楽天FXにはシステム障害が多い」という口コミが散見されます。

楽天FXでは公式サイトでシステム障害の履歴を公表していますが、そこに記載されている以外にもサーバーダウンや通信障害などの一時的なトラブルが発生していることがあります。

例えば、下記は楽天FX公式サイトで公表されている2022年のシステム障害です。

• 10月28日 : 必要証拠金の計算に不具合
• 12月26日 : 海外市場休場のための取引終了時刻をMT4に設定できておらず、MT4での取引サービスが30分間超過

いずれのシステム障害も短時間で復旧しており、顧客側に被害が及ぶことはほとんどありませんでしたが、Twitterなどではその他にも別の障害が起きていたと指摘する声も。

楽天FXのシステム障害については公式Twitterにて情報発信がありますので、不安な方は定期的にチェックしておくと良いでしょう。

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iSPEED FXアプリからご視聴いただけます。

👇詳しくはこちらhttps://t.co/QeBwzncfX4

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📱Androidhttps://t.co/OnejxKSDrs
📱iOShttps://t.co/JWjd1IDcr5 pic.twitter.com/ncRUwAe53l

— 楽天FX (@rakuten_fx) January 7, 2023

スワップポイントが低め

楽天FXのスワップポイントは他のFX会社に比べて低いという声も挙がっていました。

楽天FXが本当に低いのか確かめるために、2023年4月4日に付与されたスワップポイントを人気のFX会社であるGMOクリック証券と比較して検証しました。

以下の通貨ペアの買いポジションで、2023年4月4日に付与された1万通貨あたりのスワップポイントが下記になります。

確かに他社と比べてみると、楽天FXのスワップポイントは安く設定されているように感じます。

別の日の比較でも、やはり楽天FXのスワップポイントはGMOクリック証券よりも安くなっていました。

楽天FXの口座開設の流れ

ここからは、楽天FXの口座開設の流れを解説していきます。

1. 楽天証券公式サイトへアクセスし口座開設
2. メールアドレス登録・お客様情報の入力
3. 本人確認書類の提出
4. 審査～結果通知

楽天FX公式サイトから「口座開設」スタート

まず、楽天証券公式サイトにアクセスし、「FX口座開設」をクリックします。

すでに楽天証券の口座を持っている方は、ログイン後に「マイメニュー」からお客様情報の設定・変更を選んでFX口座を申し込めば、FX取引が始められます。

メールアドレスの登録とお客様情報の入力

次に、メールアドレスの登録をおこない、楽天FXからの確認メールを受信します。

楽天会員の方はそのままログインできるので、メールアドレスを登録する必要はありません。

メールアドレスの登録ができたら、次にお客様情報を入力していきます。

本人確認書類の提出

お客様情報の入力が完了したら、最後に本人確認書類を提出します。

楽天FXの本人確認に使用できる書類は、下記の7種類になります。

• 運転免許証(表/裏)
• 住民票の写し
• 印鑑登録証明書
• 各種健康保険証(表/裏)
• 住民基本台帳カード
• パスポート(日本)
• 在留カード
• 特別永住証明証(表/裏)
• マイナンバーカード(個人番号カード)

楽天FXの本人確認書類の提出は、デジカメやスマホで撮影した画像を送信するか、印刷をして郵送をするかの2通りの方法があります。

お客様情報の入力と本人確認書類の提出ができれば手続き終了。楽天FXから審査の結果が送信されるのを待ちましょう。

楽天FXの審査基準

楽天FXには下記のような審査基準があります。

• インターネットをご利用になれる環境にある
• ご自身のメールアドレスをもっている
• 登録の電話番号に間違いがなく、連絡をとることができる
• 金融資産が100万円以上ある
• 年齢が18歳以上、80歳未満であること

年齢や連絡先などは多くの方がクリアできますが、「金融資産が100万円以上」という点で引っかかってしまう方もいるようです。

審査の申し込みがスムーズにいくように、金融資産の金額が審査基準に合っているか確認しておくと良いでしょう。

楽天FXの取引の始め方

ここまで解説した方法で楽天FX口座の開設が無事に完了すれば、あとは証拠金を入金することでFX取引を始められます。

楽天FXの入金方法

楽天FXには主に以下の入金方法があります。

• FXリアルタイム入金
• FXらくらく入金

FXリアルタイム入金とは

「FXリアルタイム入金」とは、各銀行のネットバンキングを利用して楽天FX口座にリアルタイムに入金する方法です。

楽天証券の総合口座を経由しないので、振替操作の手間がなくスピーディーに入金できるのがメリット。

以下3つのFX取引ツール上で操作ができ、入金手数料は無料です。

• マーケットスピードFX
• FX-WEB
• iSPEED

楽天FX「FXらくらく入金」とは

「FXらくらく入金」とは、楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用した入金方法です。

楽天銀行にログインすることなく暗証番号のみでFX口座に入金できるので、手間が省けてとても便利。

楽天FXの「FXらくらく入金」を利用する時には、あらかじめ楽天銀行マネーブリッジに登録しておく必要があります。

注文の出し方

マーケットスピードFXのメニュー/ツールバー情報からの注文方法を簡単に紹介します。

1. STEP.
   情報のレート一覧をクリック
   
2. STEP.
   注文を出したい通貨ペアを選択
3. STEP.
   右クリックでサブメニュー呼び出し、注文⇒注文方法を選択
   
4. 終了

楽天FXは下記の7つの注文方法に対応しています。

チャートを見ながらリアルタイムに注文が出せるストリーミングに加えて、自動的に決済注文が設定されるASストリーミング注文なら、手間を省いたスムーズなFXトレードができるでしょう。

OCO(オーシーオー)、IFD(イフダン)、IFO(アイエフオー)など、注文方法は一通り揃っています。

楽天FXで自動売買をするには？

楽天FXは、MT4を使った自動売買に対応しています。

EA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるプログラムを利用したシステムトレードも可能。

市販のEAソフトを使用することもできますが楽天FXからのサポートは全くないため、初心者は注意が必要です。

自動売買を始める手順は以下の通りです。

1. STEP.
   楽天FXウェブにログインし、「マイページ」→「FX（MT4）」をクリック
   
2. STEP.
   「MT4口座開設」をクリック
   
3. STEP.
   取引に関わる重要書面の確認をして同意
   
4. STEP.
   MT4専用のパスワードを設定
   ※総合口座、楽天FX口座のパスワードとは異なります
   
5. STEP.
   MT4をダウンロード
6. STEP.
   「Rakuten-MT4Install.exe」をダブルクリックしてインストール
   
7. STEP.
   MT4口座へログイン
   
8. 終了

入金は楽天FX口座と同様、「FXリアルタイム入金」または「FXらくらく入金」にて行います。

楽天FXが向いているのはこんな人

楽天銀行との連携や、無料で使えるMT4など、他のFX会社にはない独自のサービスを打ち出している楽天FX。

楽天FXの特徴やメリットを踏まえると、下記のような方に向いているFX会社と言えます。

楽天FXは楽天ポイントを貯めながらFX取引ができ、貯まった楽天ポイントを楽天市場や楽天トラベルなどさまざまなサービスに活用できるのがメリットです。

また、スワップ狙いの方に人気の高金利通貨ペアも揃っており、レバレッジも自分で設定できます。

楽天でのお買い物をよくされる方はもちろん、レバレッジを抑えながらリスクの少ない取引を続けていきたいと考えている方は、楽天FXを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。