2019.12.10 更新
*この記事のポイント*
●自然とお金が貯まる「仕組み」作りをすることが、貯蓄の一番のポイントです。
●何に、いつ、どれくらいお金がかかるのか、リストアップして把握しましょう。
●お金が貯まる仕組みを活用し、今から無理のない貯蓄をスタートしましょう。
ご自身で思い描いた人生を過ごすため、思いがけないことがあった場合の選択肢を増やすため…。
自分らしい人生を送るために、「お金」は必要不可欠なものです。
お金を貯めるには、長期にわたって自然とお金が貯まっていくような「仕組み」を作ることが一番のポイントです。
今回のコラムでは、日々の生活の中で楽しみながら貯蓄ができる考え方をお伝えします。
1.ライフプラン(=人生設計)を立てよう
今後の人生で、「何に」「いつ」「どれくらい」お金がかかるか、想像したことはありますか?
また、ご自身がわくわくする目標や夢に対して、どれくらいお金がかかるかはご存知でしょうか。
「将来のために」と目的のない貯金をしていて、今いくらあれば安心なのか、これからどれくらい貯めないといけないのか、ゴールを把握していないという方もいらっしゃるかもしれません。
いつまでにどれくらいのお金が必要なのか、明確なゴールがあれば、「目標に向けて順調に貯まっているのか」「もう少しペースを上げて貯金しないと足りないのか」「貯金以外の方法(ローン、選択肢の変更など)を検討するべきか」を把握することができます。
また、思いがけない出費が重なるピンチも避けることができます。
ぜひ、これからの人生で叶えたいこと、起こるかもしれないことを書き出してみましょう。
≪ ライフプランの書き方 例)28歳女性の場合 ≫
2.先取り貯蓄をしよう
先取り貯蓄とは、お給料が入ったらまず貯蓄する額を取り分けて、残りのお金で日々の出費をやりくりするという方法です。
お給料日に自動的に別の口座に振り分けられるようにしておけば、簡単に先取り貯蓄を行うことができます。
先取り貯蓄をすれば、「いつの間にかお金が減っていて、貯金に回せなかった!」ということがなくなります。
一度設定するだけで確実に毎月貯蓄でき、目標額までの計画も立てやすくなる、おすすめの方法です。
≪ 先取り貯蓄の方法 ≫
・財形貯蓄
・自動積立定期預金
・定期積立(信用金庫)
・その他 積み立て型の生命保険や投資信託
3.金利(複利)の効果を知ろう
最近ではマイナス金利が長く続いているため、銀行に預けても利息が大きく増えることはありません。
しかし、お金を長期間にわたって貯める上で、金利の効果は見逃せないものです。
投資には、元本保証がないことや手数料がかかることなどデメリットもありますが、
・財形貯蓄
・自動積立定期預金
・定期積立(信用金庫)
・その他に、積み立て型の生命保険や投資信託
など、マイナス金利の時代だからこそ、貯金だけではなく投資も視野に入れておくことが大切です。
≪ 100万円を20年間複利運用した場合 ≫
100万円を下記のように運用してみると…?
①0.02%で20年間運用→約105万円
②3%で20年間運用→ 約181万円
約76万円の差が生まれることが分かります!
※複利とは…一定期間毎に利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算されるもののこと。利息に対してさらに利息がつくため、お金が増えるスピードが速くなります。
4.目的に合った貯蓄・運用方法を選ぼう
これからかかるお金の中には、すぐに必要なものから、いつか叶えたいものまで、さまざまな種類のものが含まれています。
優先順位や必要な時期に合わせて準備方法を変えると、より効率よくお金を貯めることができます。
どの金融商品を選ぶかは、「流動性」「安全性」「収益性」の3つの視点から考え、バランスよく組み立てることが重要です。
■ 3つの視点から貯蓄・運用方法を検討しよう
1.「流動性」重視で備えるお金
≪必要になったときに、いつでも換金できる≫
・生活費や、病気や・ケガなどもしものときのお金
・銀行の普通預金、貯蓄預金、MRFなど
2.「安全性」重視で備えるお金
≪大きく増えることは期待できないけれど、元本が保証されている≫
・2~3年以内に予定がある結婚費用・住宅の頭金など
・銀行の定期預金、個人向け国債、公社債など
3.「収益性」重視で備えるお金
≪元本保証がなく値動きがあるものの、通常の預金よりも利回りを狙える≫
・使い道の決まっていない余裕資金や遠い将来に使うお金(老後資金)など)
・株、投資信託、外貨預金、外貨MMF、FXなど
5.固定費を見直そう
日常生活でムダを減らすことも大切ですが、より効果が高いのは「固定費」の見直しです。
「固定費」とは、保険料や家賃など、毎月自動的に引き落とされていく費用のこと。
たとえば、携帯料金を見直して月に2,000円節約すると、年間で24,000円もの節約になります。
また、生命保険も長期で加入することが多いため、見直し効果が大きい固定費です。
加入中のプランを見直して、何のためにいくら払っているのかを確認することから始めてみましょう。
≪ 見直したい固定費リスト ≫
・生命保険
・医療保険料
・自動車関連費用
・家賃
・電話料金
・通信費
・ケーブルテレビ
・クレジットカード年会費 etc
6.まとめ
最後に、お金を貯める上で大切なことは「今から」スタートすることです。
最初はわずかな額からでも、確実に貯蓄できる仕組みを作り、無理なく、楽しくできる貯蓄をスタートしていきましょう。
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