地方銀行のカードローンなら審査に通りやすい？審査が不安な方におすすめ10選

消費者金融のカードローンに比べて、銀行は審査の難易度が高めです。

ただ、地方銀行のカードローンは「都市銀行に比べて審査が厳しくない」と言われることがありますが、そのウワサは本当なのでしょうか。　

この記事ではおすすめの地方銀行カードローンを紹介や審査に関する情報を紹介します。

地方銀行カードローンのメリット・デメリットも解説するので、「都市銀行、地方銀行、消費者金融、どこにしよう」と悩んでいる方もぜひチェックしてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

この記事の監修者

松崎観月

保有資格

• ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格（日本FP協会）
• ・日商簿記2級

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当。資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後CFP認定を取得し、フリーのFPライターとして活動を行う。

地方銀行のカードローンなら審査は甘い？

結論からお伝えすると、地方銀行のカードローンは審査が甘い訳ではありません。

大手銀行も地方銀行も、堅実にお金を返してくれる人を見極めるために、しっかりと審査しています。

ただし地方銀行には、「より多くの人にお金を貸して、利息収入を得ないと経営が厳しい」という事情があります。

そのため都市銀行より地方銀行は、柔軟な審査を行っている可能性があるのです。

銀行は審査を保証会社に委託している

地方銀行の多くは、カードローンの審査を自らおこなっていません。審査は保証会社に委託しているのが現状です。

保証会社が地方銀行という理由で審査の手を抜くとは考えにくいため、地方銀行と都市銀行で審査基準に大きな差はないでしょう。

ちなみに消費者金融の審査難易度が銀行より低い理由のひとつは、消費者金融は審査を自社でおこなっていることが挙げられます。

経営状況の悪化が審査難易度を下げている？

現在の地方銀行は経営状況が厳しい傾向にあるため、都市銀行に比べて窓口を広げている可能性はゼロではありません。

地方銀行の経営が悪化しているのは、長く続く低金利時代や地方の人口減少などが原因です。

融資の利息は銀行にとって大きな収入源です。だからこそ、地方銀行は利用者を増やして、利息収入を増やさなければなりません。

そのため地方銀行は、保証会社に働きかけるなどして柔軟な対応を行っていることも考えられます。

おすすめの地方銀行カードローン

おすすめの地方銀行カードローンを10社紹介します。

いずれも上限金利が低く、WEB申込みができる銀行です。

商品名	金利(年率)	借入限度額
詳細を見る	年1.5%～ 年14.6%	10万円～ 1,000万円 (10万円単位）
詳細を見る	年1.4～ 14.8%	10万円～ 800万円
詳細を見る	年1.9%～ 年14.95%	1万円～ 800万円
詳細を見る	年2.475%～ 年13.475%	10万円～ 500万円
詳細を見る	年1.9%～ 年13.9% (固定金利)	10万円～ 1,000万円
詳細を見る	年3.5％〜 年14.5％ (固定金利)	10万円～ 500万円
詳細を見る	年2.8～ 年9.8% (固定金利)	50万円～ 1,000万円
詳細を見る	年4.5～ 年12.0% (変動金利)	10万円～ 1,000万円
詳細を見る	年3.5～ 年12.475% (変動金利)	10万円～ 800万円
詳細を見る	年1.9～ 年14.5%	10万円～ 1,000万円

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンは、横浜銀行の口座を持っていなくても申込みできる商品です。

24時間申込みができ、契約まですべてWEBで完結。審査結果は最短即日に届きます。

審査が通れば契約と同時に融資を受けることも可能です。(※契約手続きの時間帯によっては、翌営業日の振込になる場合があります)

また、横浜銀行のATM、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行なら、ATM利用手数料がいつでも何回でも無料です。(※イオン銀行ATMでの返済は不可)

横浜銀行の駅ATMは多くの場所に設置されており、特に小田急線では各駅にあります。

借入・返済などの利用状況はスマホアプリ「はまぎん365」でも簡単に確認できます。返済計画などに活用しましょう。

千葉銀行 ちばぎんカードローン

ちばぎんカードローンは口座がない方でも申し込めるカードローンです。千葉、東京、埼玉、茨城、神奈川にお住まいの方が利用できます。

千葉銀行の普通預金口座を持っている方なら来店・郵送が不要、WEBで手続きが完了します。

ローンカードが到着する前でも、契約と同時に融資が可能(カードローン入金サービス)なので、急ぎの借り入れでも安心です。

返済額は月2,000円～設定できるので無理なく返済することができます。

お金に余裕があるときには原則手数料無料で繰上返済が可能なので、利息を抑えた柔軟な返済にも対応できます。

冠婚葬祭や入院などの急な出費、旅行や入学などの一時的な大きな出費、給料が振り込まれるまでの生活費など、様々なシーンで利用できるでしょう。

北海道銀行カードローン「ラピッド」

北海道銀行カードローン「ラピッド」は北海道銀行の預金口座を持っていなくてもWEB完結で申込できます。

申し込める地域の制限がないため、北海道以外に住んでいる方でも利用できます。

審査スピードも速く、最短で申込当日に振込で融資を受けることも可能です。

自宅や勤務先への電話連絡が原則ないため、カードローンの利用が周囲にばれたくない人でも安心です。

振込のほかATMでもお金を借りることができ、北海道銀行のATMに加えてコンビニATMも利用可能です。

どのATMを利用しても手数料は無料です。

大手コンビニ3社のATMに対応しているので、北海道以外に住んでいる方にもおすすめです。

広島銀行カードローン マイライフプラス

銀行カードローンは14%程度を上限金利としているところが多い中、広島銀行は13.475%とやや低めに金利が設定されています。

申込や契約だけではなく、借入や返済もスマホだけで完結します。

契約内容や利用残高は、スマホアプリ「Wallet+アプリ」で確認でき、自宅への郵送物はありません。

「借入できる見込みがあるのか、すぐに知りたい」というときに役立つでしょう。

また、広島銀行のキャッシュカードはそのままローンにも使えます。複数枚のカードを持ち歩かなくてもいいところが便利です。

愛知銀行カードローン「愛」

一般的に、カードローンは利用限度額ごとに金利を設定しています。

例えば、10万円などの少額で契約する場合は、最も高い金利(上限金利)が適用されることが多いです。

一方、愛知銀行カードローンは申込金額がいくらであっても1.9％～13.9％から審査されます。

普通預金口座の開設はカードローン申込後でもOK。スマホアプリから口座開設できるので来店の手間を省けます。

借り換えにも対応しているため、現在借入れ中のローン金利の見直しにもおすすめです。

仙台銀行 カードローンNEO

仙台銀行のカードローンは、申込方法を「ネット契約タイプ」と「来店契約タイプ」の2種類から選べます。

ネット申込は24時間365日受付しており、契約までWEB上で手続き可能です。なお、PCからでも手続きできますがスマホの利用が便利です。

固定金利なので、市場金利に変動があっても金利が変わることはなく、返済計画を立てやすいところがメリットです。

また、仙台銀行のATMに限らず、セブン銀行ATMなどの提携ATMでも返済できます。

清水銀行 しみずピアカードローン

しみずピアカードローンの大きなメリットは上限金利の低さです。

最低の借入限度額である50万円で契約した場合でも、金利は年9.8%と低金利です。

借入希望金額が300万円以内なら、契約までWEB完結で手続きできます。

• 住宅コース(住宅ローン契約)：4.5%(上限300万円)
• 給振コース(給与振込契約)：7.0%(上限200万円)
  普通貯金口座に月額10万円以上の給与振込指定を行っていることが条件

普通預金口座を持っていない場合は開設が必要ですが、WEB上で簡単に口座開設ができます。

遠方の方はインターネット支店「清水みなとインターネット支店」の利用が便利ですよ。

セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなどのコンビニATMでの借入・返済ができるため、清水銀行の店舗やATMが近隣にない方でも安心です。

大垣共立銀行カードローン「ザ・マキシマム」

大垣共立銀行のカードローンは、上限金利が低めに設定されており、契約極度額が10万円～100万円の場合は12.0%で借りられます。

カードローン申込に普通預金口座の開設は不要です。WEB申込は24時間365日受け付けています。

必要書類の郵送もしくはFAXを求められることはありますが、契約時に来店する必要はありません。

コンビニATM(セブン銀行・ローソン・イーネット)や、ゆうちょ銀行・イオン銀行・みずほ銀行などの提携ATMからも借入が可能です。

関西みらい銀行 関西みらいカードローン

関西みらい銀行のカードローンは、スマートフォンアプリやWEBで申込から契約まで手続きできます。

関西みらい銀行の口座を持っていればアプリ、持っていなければWEB申込です。アプリなら少ない入力項目でスムーズに申し込めます。

上限金利が12.475%と低いうえに、給与振込もしくは住宅ローン取引があれば、年0.5%の金利優遇を受けられるのがメリットです。

さらに、カードローンの月中平均残高が10万円以上なら、関西みらいクラブポイントが付与されます。

貯まったポイントは他社ポイントへの交換やキャッシュバックが可能です。

福岡銀行カードローン［FFGカードローン］

福岡銀行カードローン［FFGカードローン］は、普通預金口座を持っていればWEB完結で申し込めます。

来店や郵送は不要で、契約した当日に振込で融資を受けられます。

福岡銀行カードローン［FFGカードローン］は利用限度額が最高1,000万円と高めです。

さらに年率1.9～14.5%という低金利なので、おまとめローンとしても使えます。

借入・返済が楽なのもメリットです。福岡銀行だけでなく、提携金融機関や全国のコンビニATMを利用できます。

出張や旅行などで遠出しているときも、近くのコンビニでお金をサッと引き出せます。

地方銀行のカードローンがおすすめの人

地方銀行のカードローンは、以下のような方におすすめです。

地方銀行は、地域に根差した営業をしているので、その地域にお住まいの方にとって便利に利用できます。

消費者金融に比べて低金利なので、少しでも安い利息でお金を借りたい方におすすめです。

なお、消費者金融のように即日融資には対応していません。銀行によって融資まで1週間程度かかることもあるため、緊急性を要していない方に向いています。

地方銀行のカードローンのメリット

地方銀行カードローンを利用する主なメリットは、以下の4つです。

対象地域に店舗・ATMが多く利便性が高い

地方銀行の大きな特徴は、地域に密着して営業活動をしていることです。

不明点を直接窓口で確認したいときや、現金で借入・返済したいとき、近隣の店舗やATMにすぐ立ち寄れるでしょう。

取引内容で審査が優遇されることもある

地方銀行は地域密着型の金融機関だからこそ、都市銀行や消費者金融と比べて、顧客とのつながりを大切にする傾向があります。

たとえば以下のような取引がある場合、審査にプラスに働く可能性が高いでしょう。

• 給与や年金振込がある
• 公共料金の引き落としをしている
• 住宅ローン契約がある
• 預金額が多い
• 口座を長期間利用している

とくに注目されるのは、給与振込です。毎月給与が入金されれば、貸したお金を回収しやすいので、銀行にとってメリットになります。

すでに取引のある地方銀行があるなら、まずはそちらの利用を検討するとよいでしょう。

消費者金融に比べて金利が低い

消費者金融カードローンよりも、低金利で融資を受けられます。これは、銀行カードローンに共通していえるメリットです。

消費者金融カードローンは、上限金利(適用される最も高い金利)が18%程度です。

ちなみに都市銀行のカードローンも、上限金利は14%程度です。

総量規制の対象外

消費者金融は総量規制が適用されますが、銀行が取り扱うカードローンは対象外です。

たとえば、年収300万円の方に対する貸付は、100万円が上限です。

もし、すでに借入が年収の3分の1を超えそうな場合、消費者金融だと融資を断られますが、銀行なら借りられる可能性があります。

とはいえ、総量規制を大幅に超える融資に、必ずしも対応してもらえるとは限りません。

銀行カードローンも返済能力を超える貸し付けは行っていないため、年収と年間返済額のバランスが悪ければ、審査落ちすることも考えられます。

地方銀行のカードローンのデメリット

地域密着型ならではのメリットが多い地方銀行カードローンですが、以下のようなデメリットもあります。

対象地域に居住・勤務していないと利用できない

地方銀行は特定の地域のみを営業対象としていることが多い金融機関です。

「金利が低いから、この地方銀行にしよう」と思っても、その地域に居住・勤務していないと、そもそも申込できない可能性があります。

また、営業区域外は店舗やATMの数が少ないため、申込後に引越しや転勤でその地域を出ると利便性が悪くなるでしょう。

対象地域をよく確認してから申し込むのが大切です。

振込融資に対応していないこともある

消費者金融や大手銀行は、申込から契約までWEBだけで完結したり、振込融資に24時間対応していたりと、WEB上でさまざまな手続きができます。

地方銀行も手続きのオンライン化が進んでおり、多くの地方銀行が来店不要で契約できるWEB完結型のカードローンを取り扱っています。

しかし融資はWEB上でおこなえず、借入時はATMもしくは店舗に出向かなければならない地方銀行がまだまだ多い状態です。

思い立ったときにすぐ借入したい方は、振込融資の取り扱いがある金融機関をおすすめします。

地方銀行カードローンも選択肢に入れよう

おすすめの地方銀行カードローンを、もう一度チェックしましょう。

地方銀行カードローンは、特定の地域に居住・勤務している方にとって利便性の高い商品です。

さらに、都市銀行に比べて審査に通りやすい可能性があります。

全国に対応しているタイプもあるため、カードローンを選ぶ際は、地方銀行も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。