JALカードおすすめ4選を比較｜メリット・デメリットやマイルの貯め方を解説

JALマイルを効率的に貯めていきたいJALマイラーなら、要チェックのJALカード。

自分にぴったりのJALカードを使いこなせば、日々のショッピングにフライト時にと、さまざまなシーンでお得にマイルを獲得できます。

そこで今回は、空マイラーの方も陸マイラーの方も必見のおすすめJALカードを厳選ピックアップ。選ぶ際のポイントも詳しく解説します。

早速、最強の1枚を見つけにいきましょう。

※本記事の価格は全て税込みです。

この記事の監修者

高橋尚

保有資格

• ・1級ファイナンシャルプランニング技能士

都市銀行に約30年間勤務。後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。2012年FP1級取得。現在は公益社団法人管理職。

JALマイルの効率的な貯め方

まずは、JALマイルの効率的な貯め方を簡単にご紹介します。

JALマイラーにとって、JALカードが必須といわれる理由をあらためて押さえておきましょう。

JALカードを使って飛行機に乗る

JALグループの航空会社、またはJALの提携航空会社の飛行機に乗る際、JALカードを利用すれば、通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが加算されます。

そのため、入会費・年会費無料の「JMB(JALマイレージバンク)会員」よりもお得にマイルを貯められるのが特徴です。

たとえば、JALカードに入会して初めて東京⇒パリ間のJALグループ便(マイル積算率100%のエコノミークラス)を利用する場合、JMB会員とJALカード会員(一般カード)とでは、獲得マイル数に1,619マイルもの差が生じます。

JALカードを日々の支払いに利用する

JALカードを使えば、次の通り日常生活の中でもマイルをお得にコツコツと貯められます。

• ショッピング利用で0.5%還元(200円につき1マイル)
• 有料オプション「ショッピングマイル・プレミアム」の入会でマイルが2倍
• JALカード特約店での利用でマイルが2倍

JALカード以外のクレジットカードでもJALマイルを貯められますが、ポイント移行手続きや手数料が必要なケースも。

面倒な手続きなしで直接マイルを獲得できるのが、JALカードの大きなメリットです。

マイルの還元率が2倍にアップするオプションや特約店が設けられているなど、マイルがよりお得に貯まるサービスも豊富に盛り込まれています。

JALカードの必要性を押さえたところで、次項からはJALカードの基本スペックと付帯サービスの数々を詳しく解説します。

JALカードは大きく4種類

JALカードは、グレードによって以下の4種類に大別されます。

• 普通カード
• CLUB-Aカード
• CLUB-Aゴールドカード
• プラチナ

各グレードのスペックは下表を参照してください。

普通カードは、JALカードのスタンダードなランクで年会費2,200円と最もリーズナブルですが、付帯サービスや特典は他の券種と比べて限定的なのが留意点。

一方、プラチナに近づくほどランクが上がり年会費もアップしますが、その分お得で多彩な特典が付加されるのが特徴です。

おすすめJALカード4選

続いて、おすすめの厳選JALカードを紹介します。

JALカード(普通カード)

普通カードは、年会費が格安ながらJALカードの基本サービスをひと通り備えた、手軽さとコスパのよさが魅力です。

JALカードを試してみたい方や、飛行機に乗る機会の少ない陸マイラーの方などに相性抜群。

また、家族カードを年会費1,100円で保有できるのもメリットのひとつです。

ボーナスマイルや付帯保険、ショッピングマイル・プレミアム(本会員の入会が条件)など、本会員とほぼ同等のサービスを利用できるので、家族でリーズナブルにマイルを貯めていきたい方にも適しています。

JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード

JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは、カードの使用シーンに応じてマイルとポイントを獲得できるのが特徴です。

• 日常のカード利用時にはJALマイル
• Suica利用時にはJRE POINT

とくに、Suicaへのオートチャージなどでポイント3倍、モバイルSuicaでの定期券購入で8倍と高還元なので、日々電車に乗りSuicaを活用している方にはかなりお得。

JALカードのサービスに加えて、ビューカードのプロパーゴールドカード「ビューゴールドプラスカード」とほぼ同等の特典を享受できる点も魅力です。

• 入会&利用特典で毎年JRE POINT5,000円相当プレゼント
  ※入会時(年会費支払い時)、2年目以降は年間100万円以上利用した方が対象
• 東京駅構内のプレミアムラウンジ「ビューゴールドラウンジ」が利用可能
• ホテルや飲食店での各種優待サービス
• ゴールド会員限定のイベント開催

JALカード navi

JALカード naviは、18～30歳未満の学生(高校生を除く)限定で入会できるお得なクレジットカードです。

在学中は、通常2,200円の年会費が無料なうえ、ショッピングマイル・プレミアムや、ツアープレミアムも無料付帯しています。

• JALカード指定の外国語検定に合格すると500マイルプレゼント
• 卒業後のJALカード継続で2,000マイルプレゼント など

貯まったマイルを通常の最大6割引きで国内線および国際線の特典航空券に交換できる「減額マイルキャンペーン」も随時開催されています。

マイルでリーズナブルな空の旅も実現します。旅行好きの学生マイラーなら、JALカード navi一択でしょう。

JALカード プラチナ

プラチナは、マイルの貯まりやすさに加え、旅行の質と安心感を格上げする豪華特典を備えているのが魅力です。

• プライオリティ・パス
• 旅行傷害保険
• 最高300万円のショッピング保険(JCBは最高500万円) など

プライオリティ・パスは、全世界1,300ヶ所以上のラウンジを利用できる会員制のサービスです。

さらに下表の通り、JALグループの航空券や機内販売などの対象商品購入時に、最大4%の高還元でマイルを獲得できる点も見逃せません。

コンシェルジュサービスも、プラチナならではの注目特典です。

コンシェルジュサービスをうまく活用すれば、忙しい日々が充実した日々へと変わっていくでしょう。

JALカードに共通する特徴

グレードにかかわらず、すべてのJALカードが共通して備える特徴についても確認しておきましょう。

フライトでマイルがお得に貯まる

JALグループ便を利用する際、通常のフライトマイルにプラスして3つのボーナスマイルが獲得できます。

カードのグレードによってボーナスマイル数は異なりますが、フライトを利用する頻度が高いほど、効率良くマイルが貯まります。

有料オプション「ツアープレミアム」にも注目

たとえば、CLUB-Aカード会員の方が区間マイル50%のパッケージツアーでパリを往復した場合、ツアープレミアムに登録していれば未登録時の1.8倍のマイルを獲得できます。

実店舗でもネットでもマイルがお得に貯まる

普段の買い物で基本還元率0.5%分のマイルが付与されるのに加えて、下記3つのサービスを利用できるのも、JALカード共通のメリットです。

• JALカード特約店
  カード利用で常にマイルが2倍
  ※特約店は日本全国に約50,000店舗(2019年12月時点)
• JALマイレージモール
  JALマイレージモール経由のネットショッピングでマイルがプラスで貯まる
  ※約350の人気ショップが参加(2022年6月時点)
• マイルパートナー
  JALカードの提示でマイルが貯まる
  ※JALマイレージバンク提携マークのある実店舗が対象

うまく活用すれば、実店舗でもネットでもよりお得にマイルを獲得していけるでしょう。

有料オプション「ショッピングマイル・プレミアム」も要チェック

ショッピングマイル・プレミアム(年会費3,300円)は、常に2倍のマイルが貯まるオプションサービスです。

たとえば、ショッピングマイル・プレミアムに入会したうえでJALカード特約店を利用すれば、獲得マイル数4倍も実現します。

日常使いでスピーディーにマイルを貯めていきたい方には、必須オプションと言っても過言ではありません。

海外・国内旅行傷害保険が自動付帯

すべてのJALカードには、海外および国内旅行傷害保険が自動付帯しています。

万一のトラブル発生時には、旅行代金の支払いの有無にかかわらず、手厚い補償を受けられるのがメリットです。

海外へ頻繁に出かける方は、JALカードの保有で安心感が高まるでしょう。

空港店舗・免税店での割引サービス

対象の空港店舗や免税店でのショッピングにJALカードを利用すると、最大10%OFFの割引サービスも適用されます。

また、対象のお店がJALカード特約店なら、割引とマイル2倍によりさらにお得です。

JALカード選びのポイント

JALカードの基本スペックと特典を踏まえたうえで、ここからはJALカード選びのポイントを確認していきましょう。

STEP①飛行機の利用頻度からグレードを選ぶ

まずは、自分に合うカードのグレードを見定めることが、適切なJALカード選びの第一歩です。

年会費との兼ね合いもありますが、飛行機の利用頻度を中心に考慮すると、どのグレードが適しているのかが見えてきますよ。

空マイラーの方はCLUB-Aカード以上

JAL便を利用する方には、フライト利用でより多くのボーナスマイルがもらえるCLUB-Aカード以上がおすすめです。

• JAL国際線を年1回利用する程度：CLUB-Aカード
• 海外へ頻繁に行く・空の旅を快適にしたい：CLUB-Aゴールドカード

JAL国際線を年1回利用する程度であれば、CLUB-Aカードが好相性。

ショッピングマイル・プレミアムに入会した場合でも、合計14,300円と年会費を極力抑えられるのがメリットです。

年会費は高額になりますが、ショッピングマイル・プレミアムの自動入会や空港ラウンジなどのお得な特典が魅力です。

特典のさらなる充実度やステイタスにこだわる方は、JALカード最高ランクのプラチナに注目です。

陸マイラーの方は普通カードとオプションの二刀流

ショッピング中心の方には、フライト利用時のボーナスマイルが不要なため、年会費を最も抑えられる普通カードがおすすめです。

ただし、ショッピングマイル・プレミアムへの入会も検討しましょう。

普通カードとショッピングマイル・プレミアムの二刀流なら、普段の買い物からマイルをザクザクと貯めていけるでしょう。

STEP②国際・提携ブランドを選ぶ

JALカードは、国際ブランドおよび提携ブランドが豊富なため、カードのグレードが決定した後にはどのブランドにするかを決める必要もあります。

JALカードで発行できる国際ブランドは、次の5つです。

各ブランドの特徴を自分のライフスタイルや好みと照らし合わせて、ぴったり合致する1枚を選んでみてください。

マイルとポイントは相互に交換可能です。用途に合わせて柔軟に活用できる点も見逃せません。

学生や20代の方は限定カードも要チェック

学生や20代の方なら、限定のJALカードも要チェックです。

たとえば、20代の方には断然「JAL CLUB EST」がおすすめ。

通常のJALカードの特典に加えて、次のようなJAL CLUB EST会員限定のサービスが受けられます。

• サクララウンジ年間5回まで利用可能
• マイルの有効期限が5年間
• 毎年2,500マイルプレゼント
• JALビジネスクラス・チェックインカウンターの利用
• 搭乗ボーナスマイル・FLY ON ポイント優遇
• ショッピングマイル・プレミアム自動入会

同様に、学生限定のJALカード naviにもお得な特典が満載です。

JALカードでお得な空の旅を実現しよう

本記事で紹介したおすすめのJALカードは、以下の通りです。

JALマイルを効率的に貯めたい方にとって、保有必須のJALカード。

JALカードならフライト利用時にはもちろん、日常生活の中でもマイルを獲得できるので、貯まるスピードが格段に速まります。

豊富なカードラインナップに頭を抱えてしまいがちですが、マイルの貯め方・付帯特典の充実度・利用頻度の高いサービスの有無など、ライフスタイルに合わせて選べるのも大きな魅力です。

ぜひ自分にぴったりの1枚を見つけて、お得な空の旅をよりスピーディーに実現していきましょう。

参考サイト

• JALカード | 普通カード（カードの種類）
• マイルがたまるカードの種類 – CLUB-Aゴールドカード
• JALカード | JALカード navi（学生専用）
• プラチナ （カードの種類） – JALカード