クレジットカードの作成を考えている人の中には、「申し込みが難しそう…」「書類の提出が面倒くさそう」と思っている人も多いはず。
そこで今回は、クレジットカードの作り方を申し込み・審査・発行までの流れに沿ってわかりやすく解説します。
クレジットカードの作成は難しくありません。本記事で紹介する内容や注意点に気をつけることで、スムーズな手続きが可能です。
クレジットカードの作り方に関するよくある質問も紹介します。疑問点を解消して申し込みに進みましょう。
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都市銀行に約30年間勤務。後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。2012年FP1級取得。現在は公益社団法人管理職。
クレジットカードの申し込みから発行までの流れ
クレジットカードは、申し込みから作成まで上記の流れで進みます。
ここでは、クレジットカードを作る際に必要なものを見てみましょう。
クレジットカードを作るときに必要なもの
クレジットカードを作るときに必要なものは、以下の通りです。
ネットやカウンター・郵送など、申し込み方法によって必要なものが少し異なります。
- 本人確認書類
- 銀行口座の情報
- 電話番号
- 本人確認書類
- 銀行口座の情報
- 印鑑
- 電話番号
本人確認書類の種類と注意点
申し込むクレジットカードによって、必要な本人確認書類の種類は異なります。
以下の本人確認書類については、1点だけの提出で済むケースが多いです。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード(写真あり)
- 身体障害者手帳
健康保険証を本人確認書類として提出する場合は、住所が確認できる書類もあわせて提出を求められるケースがあります。
- 住民票
- 戸籍謄抄本
- 印鑑登録証明書
- 公共料金の領収証書(電気・水道・ガスなど)
- 社会保険料の領収証書
- 納税証明書
- 国民年金手帳
- 児童扶養手当証書
- 特別児童扶養手当証書
- 母子健康手帳 など
住民票などは発行から6ヶ月以内のものなど、有効期限が決まっている場合も多いです。
本人確認書類に関する詳しい条件は、クレジットカード会社の公式サイトを確認してください。
次の章からは、クレジットカードの申し込みから発行されるまでの流れを詳しく解説します。
クレジットカードを申し込む
申し込むクレジットカードを決めたら、申し込み方法を選択します。
主な申し込み方法は以下の3種類です。
- ネットで申し込み
- カウンターで申し込み
- 郵送で申し込み
なお、ゆうちょ銀行・みずほ銀行のクレジットカードの申し込み方法は他と少し異なるので、注意が必要です。
申し込みにおける全体的な注意点と併せて解説します。
ネットで申し込み
クレジットカード会社の公式サイトから、パソコンやスマホを使ってオンラインで申し込む方法です。
- 24時間いつでも申し込み可能
- 入力情報を修正が簡単、修正印も不要
- ネット申し込み限定の入会特典が用意されていることも
- プラスチックカードは郵送で届く
ネット申し込みの場合、スマホ上で使えるデジタルカードが即日発行できるケースもあります。
カウンターで申し込み
クレジットカード会社の店頭カウンターから申し込む方法です。
- スーパーマーケットやショッピングモールにカウンターが設けられていることが多い
- 買い物のついでに手軽に申し込める
- 疑問点があれば担当者に直接質問・解消できる
- プラスチックカードは郵送で届く
カウンターで申し込み、その日のうちにプラスチックカードが受け取れる場合もあります。
郵送で申し込み
資料請求で申込書を取り寄せた後、必要事項を記入のうえ申込書を郵送する方法です。
- ネット申し込みができない人でも利用可能
- ネット上に個人情報を記載する必要がない
- 近隣に店頭カウンターがなくても利用できる
- 資料請求や申込書の郵送に時間を要するため、カード発行まで時間がかかる
- プラスチックカードは郵送で届く
オンライン手続きに対応していない銀行口座を使用する場合は、郵送申し込みが適しています。
なお、郵送申し込みでは、申し込み書と本人確認書類をまとめて送るのが一般的です。
ゆうちょ銀行・みずほ銀行のクレジットカードを申し込む際の注意点
ゆうちょ銀行・みずほ銀行が発行するクレジットカードを申し込むときは、それぞれの銀行の口座開設が必須です。
ゆうちょ銀行の場合、口座を持っている人はすぐに申し込みへ進めます。
みずほ銀行は口座開設後、マイレージクラブに入会してから申し込みが可能です。
ゆうちょ銀行・みずほ銀行のクレジットカードは、申し込む前に口座開設の手順が追加されることを覚えておきましょう。
全体的な注意点:申し込み内容に誤りがないか必ず確認
申し込み内容に誤りがないか、複数回チェックしてください。
年収や勤務先の電話番号などの間違いに気付かず、後から間違いが発覚すると、虚偽の申告と判断され審査に落ちる可能性があります。
申し込みボタンを押す前、申込書に封をする前に、記入内容をきちんと確認しましょう。
本人確認書類を提出する
申し込みが完了したら、本人確認書類を提出します。
本人確認書類の提出方法は申し込みの仕方によって異なります。
- ネット申し込み
本人確認書類をスマホで撮影して、公式サイトにアップロード - カウンター申し込み
その場で本人確認書類を担当者に提出 - 郵送
本人確認書類をコピーして、申込書と一緒に郵送で提出
本人確認書類の提出が不要な場合もある
ネット申し込みの場合、オンライン口座振替やネット口座振替に対応している金融機関を引落先として指定すると、本人確認書類の提出が不要になるケースがあります。
オンライン口座振替やネット口座振替に対応しているかどうかは、クレジットカード会社の公式サイトで確認してください。
クレジットカード会社の審査を待つ
クレジットカードを申し込んで本人確認書類の提出も済ませたら、カード会社の審査結果を待ちましょう。
ここでは、審査にかかる日数や審査で見られるポイントを紹介します。
審査にかかる日数の目安
審査にかかる日数の目安はクレジットカード会社によって異なりますが、3~7営業日といわれています。
「即日発行可能」と謳っているクレジットカードなら、最短30分〜1時間で審査結果を通知するタイプもありますよ。
問い合わせには、クレジットカード申し込み後に発行される申込番号が必要なケースも多いので、手元に準備してから問い合わせてください。
審査で見られるポイント
審査で見られるポイントは主に以下2点です。
- 個人の属性
- 信用情報
個人の属性
雇用形態では、正社員や派遣社員、パート、アルバイトなど、どのような形態で働いているのかをチェックされます。
住居の状況は持ち家か賃貸かを見られるといわれています。
信用情報
信用情報の中に、クレジットカードやローンの利用で遅延や代位弁済、債務整理などの履歴がないかをチェックし、申込者に返済能力があるか調べます。
クレジットカードが発行される
カード会社の審査に通過すると、クレジットカードが発行されます。
クレジットカードが届いたら、次のポイントを必ず確認・実行してください。
- 契約内容に間違いはないか
- クレジットカード表面のローマ字表記に間違いはないか
- クレジットカードの裏面に直筆で署名する
契約内容に間違いはないか
クレジットカードと一緒に契約内容が記載された書類が同封されるので、自分が申し込んだ契約内容で発行されているかをチェックしましょう。
ショッピング枠やキャッシング枠、付帯サービスの内容も確認してください。
クレジットカード表面のローマ字表記に間違いはないか
クレジットカード表面に印字された氏名のローマ字表記に間違いがないか確認します。
ローマ字表記がパスポート表記と違う場合、海外でクレジットカードが利用できないトラブルも起こるので注意が必要です。
ローマ字のミスや抜けなど1文字ずつ確かめて、万が一間違いがあった場合は、クレジットカード会社にすぐ連絡しましょう。
クレジットカードの裏面に直筆で署名する
クレジットカードの裏面に署名欄があるので、自筆で署名します。
署名は漢字・カタカナ・平仮名・イニシャルなど、形式に決まりはありません。
しかし、店舗でクレジットカードを利用する際に署名と同じサインを求められることもあるので、馴染みのない形式は選ばずに、サインしやすい形式を選択しましょう。
クレジットカードの作り方のよくある質問
この章では、クレジットカードの作り方でよくある質問と答えを紹介します。
クレジットカードは未成年や学生でも作れる?
自分名義のクレジットカードを作ることはできません。
デビットカードやプリペイドカード、家族カードを作成して持つことは可能です。
自分名義のクレジットカードを作れるケースがあります。
学生でもアルバイトで安定した収入があれば、審査に通過する可能性を上げられます。
クレジットカードは無職や専業主婦でも作れる?
自分名義のクレジットカードを作れる可能性は低いです。
すでにクレジットカードを持っている家族(親・兄弟・子どもなど)の家族カードの申し込みを検討しましょう。
自分名義のクレジットカードを作れるケースがあります。
クレジットカード会社の審査項目には世帯収入も含まれるため、配偶者に安定収入があれば、自分名義のカードの申し込みは可能です。
クレジットカードの審査に在籍確認はある?
在籍確認は、申告した勤務先で本人が働いているか確認することが目的で、一般的には電話で行われます。
給与明細や源泉徴収票などを提出することで、電話ではなく書類による在籍確認に切り替えられる場合もあります。
クレジットカードは即日発行できる?
デジタルカードの発行・カウンターでの発行・仮カードの発行ができる場合は即日発行が可能です。
- 審査通過後にスマホ上でカード番号が確認できる
- 物理カードの読み取りが必要な実店舗では利用不可
- 申し込みはネット、クレジットカードの受け取りはカウンターで行うことが多い
- クレジットカード会社が限られていてカードの種類が少ない
- 申し込みはネット、クレジットカードの受け取りはカウンターで行うことが多い
- 申し込み時に「店頭で受け取る」を選択することがポイント
即日発行が可能なクレジットカードは、申し込み時間や来店時間が限られている場合があります。必ず事前に確認しましょう。
同時に複数のクレジットカードを申し込める?
信用情報機関には、クレジットカードの申し込み情報も記録されます。
クレジットカードの申し込み情報は6ヶ月間記録に残ります。複数のカードを持ちたい人は、6ヶ月空けたあとに申し込むようにしましょう。
必要書類を用意してクレジットカードに申し込もう
今回は、クレジットカードの作り方を申し込みから発行までの流れに沿って解説しました。
- 本人確認書類・銀行口座情報・電話番号を用意しておく
- ネット・カウンター・郵送の3つから選んで申し込む
- 本人確認書類の提出が不要なケースがある
- 審査にかかる日数は3~7営業日が目安
- カードが届いたら契約内容とローマ字表記を確認し、裏面に署名する
どのクレジットカードを選んでも、申し込みの流れに違いはほとんどありません。
クレジットカード申し込みに必要なものを用意したうえで、手続きを進めてください。
よくある質問もチェックして、疑問点を解消してから申し込みをスタートしましょう。