保険コラム

より納得のいく治療を受けるために~セカンドオピニオンとは~

医療
2017年 11月06日

医療
2017年 11月06日
より納得のいく治療を受けるために~セカンドオピニオンとは~

より納得のいく治療を受けるために~セカンドオピニオンとは~
ポイント
  • セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師に、病状や治療法について意見をもらうことです。
  • 厚生労働省によると、セカンドオピニオンが必要と考えている人でも、受診率は約3割となっています。
  • セカンドオピニオンは、健康保険適用外のため、費用は全額自己負担です。
セカンドオピニオンというサービスをご存知でしょうか。例えば、主治医に「手術しか方法がない」と診断され、「本当に手術しか方法がないのか」「主治医以外の医師からの意見も聞きたい」と思ったときに、主治医以外の医師から診断を仰ぐことができるサービスです。
今回はセカンドオピニオンについて、どのような制度なのか、受診にいくらかかるのかなどをお伝えします。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、病気の診断や治療方針について、主治医以外の医師からも意見を聞くことができる制度です。アメリカで始まったサービスで、日本では1990年代から導入され始めました。
主治医以外の医師から、その治療法が適切か、他の方法はあるかなどを聞くことで、より納得して治療を受けることができます。

セカンドオピニオンを受ける手順

その① 主治医に紹介状と検査結果を準備してもらう
セカンドオピニオンを受けるには、主治医の紹介状と検査結果が必要です。そのため、「セカンドオピニオン」を受けたいという意思を主治医に伝え、必要な書類を準備してもらう必要があります。
その② セカンドオピニオンが可能な医療機関を探す
主治医に相談することはもちろん、インターネットなどで病院を調べてみるのも1つの方法です。また同じ病院であれば、他科の医師にセカンドオピニオンを依頼できる場合もあります。
その③ セカンドオピニオンを受けたら、結果をもとに主治医と治療法を再検討する
セカンドオピニオンを受けた後、その結果をもとに、主治医の提示した治療を受けるのか、セカンドオピニオンの医師の治療法に変えるのか、主治医とよく話し合いましましょう。

セカンドオピニオンはどれぐらい受診されているのか

最善の治療方法を決める上でとても大切になるセカンドオピニオンですが、日本ではどれくらいの方が受診されているのでしょうか。

<セカンドオピニオンの必要性(外来、入院別)>

セカンドオピニオンの必要性(外来、入院別)second-opinion_img01_sm
出典:厚生労働省「平成23年受療行動調査(確定数)の概況」
上のグラフを見てみると、外来患者は約50%がセカンドオピニオンの必要性を感じないと回答していますが、入院患者の方は約40%と、外来患者に比べて必要だと感じている人の割合が多くなっています。
セカンドオピニオンが必要だと回答した人の中で、どれくらいの人がセカンドオピニオンを受診しているのでしょうか。

<セカンドオピニオンの経験の有無>

セカンドオピニオンの経験の有無second-opinion_img02_sm
出典:厚生労働省「平成23年受療行動調査(確定数)の概況」
必要だと感じている人でも、外来・入院患者ともに、受けたことがないと回答した方が約60%となっています。受けない理由は「言い出しにくい」といった気後れや、「受けたほうがいいのか分からない」といった疑問などが多くを占めています。
しかし、主治医に診断された病気や治療に関する情報がない状態で、自身で治療法を決めることに不安を感じることもあると思います。そんなときこそ、しっかりとした意思をもってセカンドオピニオンを申し出ることが大切です。

セカンドオピニオンにかかる費用は?

まず注意する必要があるのは、セカンドオピニオンは健康保険の適用外ということです。新たに検査を行うというわけではなく、主治医の検査結果をもとに「相談」を行うため、健康保険の対象ではなく、全額自己負担となっており、具体的な費用は病院や、検査の内容によって変わります。
セカンドオピニオンを受けることで、自身が受ける治療にどのようなメリット・デメリットがあるのか、さまざまな角度から知ることができます。最善の治療方法を選択するためにも、自身も自分の病気や治療法について、しっかりと理解しておく必要があります。
保険商品によっては、付帯サービスとして、無料で治療方法を相談できたり、専門医を紹介してもらえるといった、セカンドオピニオンサービスが付いていることがありますので、一度加入中の保険を確認してみてはいかがでしょうか。

 

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