保険コラム

自分に合った保障の考え方~老後を迎えたら…編~

基礎
2017年 01月09日

基礎
2017年 01月09日
自分に合った保障の考え方~老後を迎えたら…編~

老後を迎えた時の保障の考え方
ポイント
  • 老後は、私たちにとって一番“起こり得る未来”であり、お金がかかります。
  • 老後にどれくらいのお金が必要かを把握しておきましょう。
  • 老後にもらえるお金と必要なお金を確認し、不足分は今からしっかり貯める準備を。
『自分に合った保障の考え方』として、これまで「万が一亡くなったら…」「万が一病気になったら…」編をお伝えしてきましたが、第3回目の今回は、「老後を迎えたら…」編として、老後に備えておくべきお金についてお伝えします。

リスクその③ 老後を迎えたら…

人生の3大リスクと聞いて、「病気(入院)」「死亡」については考えたことはあっても、「老後」はまだ先のことでイメージしづらい…という人も多いのではないでしょうか。定年を目前に迎えている方はさておき、まだ20代~30代の方などは、今から30年後、40年後の未来を想像するのは、実際にはなかなか難しいことです。
しかし、「老後の生活」は、実は私たちにとって一番“起こり得る未来”です。

≪日本人の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳≫

厚生労働省の「2015年版簡易生命表」の概況によると、平均寿命は男性で80.79歳、女性は87.05歳。その数字は年々伸びており、日本は世界でもトップクラスの長寿大国です。今やほとんどの方が、元気に老後を迎える時代になっています。
日本の平均寿命の推移
※参照:厚生労働省の「2015年版簡易生命表」
一方、日本の企業の多くは定年制を取っており、60歳、もしくは65歳で退職するのが一般的です。つまり、仮に60歳で退職をしたとすると、20年以上も収入が途絶えた状態で生活しなければならないということ。65歳になれば年金が受給されますが、果たしてそれだけで生活できるのでしょうか。

≪老後、ゆとりのある暮らしに必要なお金は、月額平均35万円≫

生命保険文化センター「生活保障に関する調査(平成28年度)」によると、夫婦二人の老後生活に、最低限必要だと思う月額は、平均22万円。ゆとりのある老後生活を送るために必要な月額は、平均34.9万円とのこと。
これはあくまで平均ですが、たとえ22万円であったとしても、60歳の定年後20年間の生活費を計算すると、22万円/月×12ヵ月×20年間=5280万円も必要になります。
このように、老後は私たちにとってもっとも“起こり得る未来”であり、莫大なお金が必要になる未来でもあります。その未来に備えるためにも、今からしっかりと準備をしましょう。

しっかり把握しておこう!老後にもらえるお金はいくら?

「どれくらい準備をする必要があるのか」を知るために、まずもらえるお金がどれくらいあるのか把握しましょう。老後にもらえるお金と言えば、“老齢年金”ですが、職業や年収によって、その受給額はかなり大きな差があります。夫婦合わせていくらもらえるのかを今かしっかりと確認しておきましょう。

≪老齢年金の受給パターン≫

老齢年金は、大きく分けると「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2つがあります。
老齢基礎年金 国民年金に加入している方がもらえる年金。
20歳から60歳まで全期間保険料を納めた場合、780,100円(月額65,008円)が支給されます。
老齢厚生年金 厚生年金へ加入した期間があり、老齢基礎年金を受けるのに必要な資格期間を満たした方が、老齢基礎年金に上乗せして支給される年金。厚生労働省が発表した「平成26年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男性は平均月額165,450円、女性では平均月額102,252円が受給されています。
(※老齢基礎年金を含んだ合計金額です。)
老齢基礎年金
国民年金に加入している方がもらえる年金。
20歳から60歳まで全期間保険料を納めた場合、780,100円(月額65,008円)が支給されます。
老齢厚生年金
厚生年金へ加入した期間があり、老齢基礎年金を受けるのに必要な資格期間を満たした方が、老齢基礎年金に上乗せして支給される年金。厚生労働省が発表した「平成26年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男性は平均月額165,450円、女性では平均月額102,252円が受給されています。
(※老齢基礎年金を含んだ合計金額です。)
では、それぞれの家族パターンで考えたとき、どれくらいもらえる金額に差が出てくるのでしょうか。ここでは、わかりやすくするために、老齢基礎年金は満額、老齢厚生年金については男女とも平均月額分の金額で計算してみます。
Aさん一家の場合
会社員の夫・専業主婦の妻の場合

老齢年金受給額の例
Bさん一家の場合
自営業の夫婦の場合

老齢年金受給額の例
Cさん一家の場合
会社員の夫・会社員の妻の場合

老齢年金受給額の例
これはあくまでも平均ですので、一概にこの金額になるわけではありませんが、自営業夫婦の場合は、満額受給できても13万円ほどしか受け取れません。これでは、夫婦2人で生活していくには厳しい金額ではないでしょうか。

今から準備するべきお金はいくら?

では、実際に老後生活を送る中で必要な金額、もらえるお金を差し引いたときに不足する金額がいくらかを確認し、今からしっかりと準備を行っていきましょう。

≪老後不足するお金≫

仮に、夫婦ともに65歳から年金を受け取るとしたとき、職業や家族構成が異なった場合に、老後にそれぞれどれくらい不足するのかをみていきましょう。
老齢基礎年金は満額、老齢厚生年金は男女とも平均月額分の金額で計算します。
また、夫婦二人の生活費は、最低必要だと思う生活費の平均月額22万円と、ゆとりのある生活を送るために必要な平均月額35万円の間をとった28.5万円で計算します。
Aさん一家の場合
会社員の夫・専業主婦の妻の場合

老後に不足するお金の例
Bさん一家の場合
自営業の夫・自営業の妻の場合

老後に不足するお金の例
Cさん一家の場合
会社員の夫・会社員の妻の場合

老後に不足するお金の例

(※)夫死亡後の遺族厚生年金は、夫の老齢厚生年金の3/4で計算。

いかがでしたでしょうか。
老後の生活は、普段生活している中では、あまり真剣に考える機会も少ないかもしれません。しかし、莫大にかかる老後費用を、その時になっていきなり準備するのは困難です。今からしっかりと考えて準備しておくことが大切です。
預貯金のほかに、貯蓄型の保険、株式など、準備方法は様々。自分に合った貯蓄方法で、未来にしっかり備えていきましょう。

 

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