保険コラム

がん検診ってどんなもの?~自分のために知っておきたいがん検診4つのポイント~

医療
2016年 09月05日

医療
2016年 09月05日
がん検診ってどんなもの?~自分のために知っておきたいがん検診4つのポイント~

がん検診とは
ポイント
  • がんは生活習慣によってリスクが高まり、「誰もがかかりうる」病気です。
  • がんを早期発見できれば、治る確率は大きく高まります。
  • 無料クーポン等を活用して、定期的にがん検診を受けましょう。
がん検診の案内が来ても、忙しくてつい後回しにしていませんか?
「まだ若いし、自分はがんにならないから大丈夫!」と考えている方、もしくは、「もしがんと分かったらどうしよう…」と不安を感じて行けないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。
実は、97%以上の方が「がん検診は重要だ」と思っているにも関わらず、実際にはがん検診の受診率は30%台~40%台に留まっています。(厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査の概況」)
しかし、自分自身のためにも、大切な人のためにも、がん検診を受け、がんを初期の段階で発見することはとても大切なことです。
ここでは、これからはじめてがん検診を受ける方に知っていただきたい4つのポイントをお伝えします。

なぜがん検診を受けることが大切なの?

がんは2人に1人がかかる病気
遺伝によってがんにかかる確率は約5%程度と少なく、がんの要因のほとんどは生活習慣だといわれています。しかし、いくら食生活や喫煙・運動など生活に心を配っていても、がんにかかるリスクをゼロにすることはできません。
がんになるかならないかは生活習慣だけでなく運によるところもあり、がんは「誰もがかかりうる」病気だということを知っておいてください。
がんは「いつ見つけるか」が大切
がんを初期の段階で発見できれば、早期治療ができ、がんが治る確率は大幅に高まります。

「早期がん(ステージⅠ)の5年生存率」

早期がん(ステージⅠ)の5年生存率
[出典]公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計’15」
また、早期発見できれば、がんのつらい症状や手術の負担も軽減することができます。
たとえば、20歳~39歳の女性に増えている「子宮頸がん」の場合、がん検診を受けて、もっとも初期の段階で見つけることができれば、子宮を全摘せずに8割以上が完治することができます。
そのため、定期的にがん検診を受けて、がんを早期に見つけることが大切なのです。

がん検診はいつ受ければいいの?

「40歳以上、1年に1回」が基本
がん検診を受ける目安は、「40歳以上、1年に1回」となっています。
働きざかりの世代でもがんへの注意は必要です。男女共に大腸がんなどのリスクが高まる40歳以降は、年1回定期的にがん検診を受けるようにしましょう。
「女性特有のがん」は?
女性特有のがんについては若い世代からリスクが高くなります。
子宮頸がんは、20代から増加しているため、「20歳以上で2年に1回」を目安にがん検診を受けることが推奨されています。
乳がんでは、最も一般的な検診方法のマンモグラフィ(乳房X線)は40歳以上の受診となります。20代・30代のうちはセルフチェックを心がけましょう。
一般的ながん検診の方法と受ける目安は以下の通りです。

「指針で定めるがん検診の項目」

部位 効果のある検査方法 対象年齢 受診間隔
胃X線 50歳 2年に1回
大腸 便潜血検査 40歳 1年に1回
胸部X線・喀痰細胞診(喫煙者のみ) 40歳 1年に1回
乳房 視触診・マンモグラフィ(乳房X線) 40歳 2年に1回
子宮頚部 視診・細胞診・内診 20歳 2年に1回
部位
効果のある検査方法
胃X線
対象年齢 受診間隔
50歳 2年に1回
部位
大腸
効果のある検査方法
便潜血検査
対象年齢 受診間隔
40歳 1年に1回
部位
効果のある検査方法
胸部X線・喀痰細胞診(喫煙者のみ)
対象年齢 受診間隔
40歳 1年に1回
部位
乳房
効果のある検査方法
視触診・マンモグラフィ(乳房X線)
対象年齢 受診間隔
40歳 2年に1回
部位
子宮頚部
効果のある検査方法
視診・細胞診・内診
対象年齢 受診間隔
20歳 2年に1回
[出典]厚生労働省「市町村のがん検診の項目について」

要精密検査になったらどうすればいいの?

「要精密検査」となったら、必ず検査を
がん検診での要精密検査とは、「がんの疑いを含め異常がありうる」と判断されたということです。要精密検査になったからといって、必ずしもがんとは限りません。
しかし、症状がないから、怖いから、といって精密検査を受けなければ、見つけられたはずのがんをそのまま放置してしまうことになります。
がんは、早期発見できれば恐ろしい病気ではありません。早期がんを見つけられるチャンスを逃さずに、自分や自分にとって大切な人のためにも、ぜひ、精密検査を受けてください。
がんの検査を受ける人のイラスト
精密検査の方法はがん検診の種類によって異なるため、どの医療機関で検査を受けたらよいかについては、自治体からの案内や検診を受けた病院、かかりつけの先生などに相談しましょう。

検診費用はどれくらいかかるの?

無料クーポンを活用しよう
自己負担で受ける場合、各市町村によって費用は異なりますが、多くは400円~2,000円程度で受けることができます。(厚生労働省「市区町村におけるがん検診の実施状況等調査」(平成24年度))
詳細は自治体のホームページや窓口などで確認してみましょう。
がん検診無料クーポンのイラスト
また、乳がんや子宮頸がん検診については、国から「がん検診無料クーポン券」が配布されています。
ただし、いつでも無料で受けられるわけではなく、乳がんであれば40歳以上で5年に1回、子宮頸がんであれば20歳以上で5年に1回など、指定された年齢のみが対象となります。クーポンが届いたらぜひ活用しましょう。
がん検診は、自分や自分の大切な人のために大切なものです。ぜひ、定期的に受けてください。

タグから関連記事を探す

カテゴリーから探す

カテゴリーから探す