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20代から考えたい! 意外と知らない乳がんのこと

医療
2017年 10月02日

医療
2017年 10月02日
20代から考えたい! 意外と知らない乳がんのこと

20代から考えたい! 意外と知らない乳がんのこと
ポイント
  • 乳がんは、誰もがなりうる身近な病気です。
  • 乳がんは、早期発見できれば治る可能性が非常に高いがんといわれています。
  • 早期発見のためにも、乳がん検診やセルフチェックが重要です。
今日、乳がんに関するニュースが世間の関心を大きく集めています。乳がんになる方は年々増えており、今では11人に1人がかかるといわれています。
それでもまだ、「なかなか自分のこととしては考えられない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、乳がんがどのような病気なのかについてお伝えします。

乳がんってどんな病気?

乳がんとは、乳房の中にある「乳腺(母乳をつくるところ)」にできるがんのことです。
乳がんの主な症状には、乳房にできるしこりや痛み、血液が混じったような分泌物、乳腺のひきつれなどが挙げられます。ほかにも乳頭・乳輪部のただれや皮膚のくぼみ、赤く腫れたり、オレンジの皮のように毛穴が目立つ、脇の下のしこりや腫れなどのさまざまな症状があります。
乳がんは特に乳房の外側の上方にできることが多く、約70%が乳房の上側で発生します。乳房の変化に気付かないままでいると、いつのまにかがん細胞が増殖し、血液やリンパにのって全身へ拡がってしまう危険性があります。
乳房の構造と乳がんになりやすい部位
乳房の構造と乳がんになりやすい部位
出典:全国乳がん患者登録調査報告、第32号、2000より」
乳がんの発生や増殖には、「エストロゲン」という女性ホルモンが関係しています。乳がんが増加している背景には、女性の社会進出に伴う晩婚化などにより、乳腺がエストロゲンにさらされている時間が長くなったことが要因だと推測されています。
また、乳がんになる原因は、はっきりと明らかになってはいないのですが、遺伝からがんになるケースはわずかでしかなく、喫煙や飲酒などの生活習慣が大きく関係するといわれています。
ただし、いくら生活習慣に気をつけていても、がんになるリスクがゼロになるというわけではないので、注意が必要です。

乳がんは身近な病気

一生のうちに乳がんと診断される女性は9%で、約11人に1人が乳がんにかかっていることになります。(参考:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」最新がん統計(2016年更新版)より)
女性がかかるがんの中で、最も多いのが乳がんです。さらに、乳がんになる方は年々増えており、平成26年には206万人の女性が乳がんにかかっています。

≪女性の総患者数の推移(がん)≫

女性の総患者数の推移(がん)
女性の総患者数の推移(がん)
出典:厚生労働省「平成20・23・26年 患者調査」
グラフを見ると、特に40代後半から乳がんにかかるリスクが急激に高まっていることがわかります。また、20代・30代という若い世代でも乳がんにかかっているので、“自分にも可能性がある”ということを知っておきましょう。

≪女性の年齢階級別総患者数(がん)≫

女性の年齢階級別患者数(がん)
女性の年齢階級別患者数(がん)
出典:厚生労働省「平成26年 患者調査」

乳がんは早期発見できれば怖くない

これまでお伝えしてきたように、乳がんは誰でもなりうる身近な病気です。
しかし、乳がんになる方が増えている一方、亡くなる確率は年々減ってきています(図5)。
また、乳がんは早期に見つかれば、他のがんに比べても生存率が高く、治りやすいがんであるといわれています。
乳がんを早期発見できれば、適切な治療を受けることができるため、怖い病気ではなくなってきています。そのためにも、乳がん検診を受けたり、セルフチェックを行ったりすることが重要です。

≪日本人における乳がんの発生者数と死亡者数の推移≫

日本人における乳がんの発生者数と死亡者数の推移
日本人における乳がんの発生者数と死亡者数の推移
出典:厚生労働省「乳がん検診について」
乳がんは、誰もがなりうる身近な病気です。しかし、乳がんは早く見つけることができれば、治る可能性が非常に高いがんといわれています。そのため、乳がん検診やセルフチェックなど、自分自身のためにも身体と向き合い、少しの変化にも気付くことができるように心がけておきましょう。

 

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